2006年08月25日(金)
  「救いは突然に来る」

Aさんの知り合いに突然の救いが与えられた
事を聞いた。

救いって、前日まで全くその気配無しなのに
突然やって来る。不思議で神様のわざだ。

親の救いのために、38年間祈り続けて来たが、
父の救いは、ある日突然だった。その前日まで
全く心開かれておらず、神を拒んでいた。
まだまだ時間がかかると、思っていたら、その
翌日、突然明確な救いが来た。

息子が、父には孫だが、翌日の入院を控え、「
おじいちゃん、祈ってるね」と言うと「お願い
するわなあ」との答え。息子は「あれ?」と思
い、ずっと心が固かったのに感触が違う。

それで福音を語ると、「信じれたらいいなあ」
と言った。心が変えられて、柔らかい。
そこで、ぐっと押して、これは意志による選択
だと説明した。神が今、目の前に差しだしてお
られる救いを、自分が受け入れるか、拒むかの
選択をするのだと。

すると「信じる」と言った。父は癌が発覚し、
手術を眼前にした時、死に向き合ったのだと
思う。死に向き合った時、自分の弱さを認め
たのだと。
前日まで全くのノーだったのが、突然でもう
神のみわざを見た。

母も同じように、はっきり信じるのに、自分
はまだまだ時間がかかると言い続けていた。
それが、突然、やはり孫娘が話した時に、
信じる意志表示をした。

祖母もそうだった。孫の言う事と、はいはいと
喜んで教会へも一緒に行ってくれるが、全く
ぬかに釘、はいはいと聞くが、通り抜けて行く。
心は固かった。

しかし、雑談をしていたある日突然、心が開か
れた。突然だった。固い心が、その時変わり、
柔らかく素直になり、福音に耳を傾けた。信じる
と言い、丁度翌日の特別伝道集会に、自ら招き
に前に出た。

これらの突然の心の変化は、何なのだろう。奇跡
としたいいようが無い。神様の愛、憐れみ、慈し
みだ。
ある日突然、心が変えられ救いが来る。神に不可
能がない事を思う時、どんなに心固くても、いつ
でも「希望」がある。

by多恵子