2006年11月25日(土)
  「カルト」

最近、今までのカルトと違い、十字架の救いを
伝え、教理も同じ、一般キリスト教会のカルト
が出ているそうだ。
「バイブルカルト」と言うそうな。福音が
全く同じなので極めて紛らわしい。

恐怖で縛る。神様は怖い。指導者がマインド
コントロールを信徒にし、ここを出ると一生
生きて行けない恐怖を植え付ける。

ここを出ると地獄に堕ちる、内部のことを漏
らすと地獄、サタンに一生を滅茶苦茶にされ
る。
バカバカしいと、一笑に付してしまうが、でも
信じている人には心底恐怖なよう。
コントロールされてしまうのだ。

丁度、青年会で0先生より「カルト」の学びが
あった。

カルトとは、カリスマ的な教祖に指導された
熱狂的な非主流的小集団のこと、特に破壊的
カルトは、信者獲得のために悪意的マインド・
コントロールを用いる。

洗脳は強制的に脅しをもって、思想を押しつけ
られ、外部からのものなので、その環境から脱
けるなら解けやすい。

しかし、マインドコントロールはコントロール
されているに関わらず、自分はされていないと
思っている。自分の自由意志で選んでいると思
わせられるので、悪質。
他者が自らの目的成就のために、他者が気づか
ない間に、他者をコントロールする。

エホバの○人や統一○○はよく知られているが、
最近は一般的キリスト教会もカルトに近づいて
来ている。
特に、破壊的カルトは聖書以外のものを用い、
聖書以外から教えるのでわかりやすいが、原理
講論、モルモン経、ものみの塔の本・・
しかし、最近のカルトは聖書だけを用いるので
紛らわしい。十字架の福音は全く同じで、教義
の内容も同じ。
しかし、マインドコントロールを用い、恐怖で
人を縛る。ここから脱け出すとサタンの手に陥
り、一生滅茶苦茶になる。

よく用いられるのが、新しく来た人を滅茶苦茶
歓迎する「愛の爆弾」。
洋服店に行って、試着する度に「まあお似合い
で」「お美しい」と言われても信じない。真に
受けない。買わせようとの相手の魂胆がわかっ
ているからだ。
しかし、教会に初めて来て、素性も相手の事も
一切わからないのに、愛してますよ、愛してま
すよの愛の爆弾、場所が教会なだけに、マイン
ドコントロールされてしまう。

<気をつけなければならない事は>
@その教えが聖書から出ているか。御言葉に基
づいているか。

私達はイエスは神と信じているが、では、聖書
のどこに書いてあるかと問われたら、答えられ
るだろうか。ただ、教えられて信じているだけか。

A神との個人的関係があるか。
これが破壊的カルトには無い。指導者の言う事
に従わせ、何でも指導者に聞き、言うなりになる。
指導者が支配し、自分で判断させない。自分で神
との一対一の直接の関係を深めて行かせない教え
はおかしい。

多くの人は神ご自身ではなく、コミュニティを求
めている。共同体を求めている。一緒に神を賛美
して、交わって楽しい。「感謝!」「アーメン!」
「ハレルヤ!」「愛されてる!」と集まって楽しい
だけ。
キャンプファイヤー状態。火を囲んで同じ所をただ
グルグル回っている。賛美して、交わって楽しい。
しかし、何の成長もない。人間は止まっている方が
楽。信仰とは一人一人が個々に、神をしっかり求め
て、個々が神に向き合うことが土台。

どんな時も御言葉がどう言っているか、御言葉に
基づく事と、神との一対一の個人的関係を求め、
深めて行く事が大切だ。

by多恵子