2003年08月21日(木)
  みことばの力

初対面の先生が、牧師に導かれた経緯を、
話して下さった。

★小さな子供さんを病気で亡くされた。
非常な辛さと、悲しみに沈み込み、立ち
直れないでいた。そのような中で、御言
葉の真の力を知った。

色々な人々が、慰めの言葉をかけてくれ
るが、あくまでもそれは人の言葉でしか
ない。
しかし、神の言葉は不思議な力があり、
いのちがあり、生きていてから、人に命
を与え、人を生かす。

悲しみのどん底の中で、祈って祈って主
を求めていた時に、一つの御言葉を下さ
った。

「主は与え、主は取られる。主の御名は
ほむべきかな。」ヨブ1:21

その御言葉を心に受け取った時、不思議
なことが起こった。
主が子供を与えられた。そして、主が子
供を取られた。そのことが心の底で、そう
だと思えて、受け入れることができて、
納得できて、そして、心の整理がついたと。

その御言葉で、心の整理がつきましたと。
そして、自分は牧師になるように、神様
に導かれているのがわかっていたのに、
従うことができなかった。
ぐずぐずしていて、どうしてもできなか
った。

子供の死によって、決断ができた。それで、
私は牧師として立とうと決心したんですと。
あれがなかったら、きっとできていなかっ
たと思いますと。

もう、子供の死を通して、それは測り知れ
ない沢山のことを教えられましたと。

★「神のことばは生きていて、力があり、
両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節
と骨髄の分かれ目さえも刺し通し・・」
ヘブル4:12

私も神が語って下さる、ことばによって、
今まで生きて来た。
御言葉によって、救われ、進路を示され、
絶えず指針を与えられ、心の中を照らされ、
間違いを矯正され、正しい歩みへと、みこ
ころにそった歩みへと導かれて来た。

御言葉によって、試練、苦しみ、悲しみを
乗り越えられた。
御言葉は無かったら、今頃どうなっていた
だろう。

「わたしがあなたがたに話したことばは、
霊であり、いのちです」ヨハネ6:53
by  多恵子