2005年07月11日(月)
  「カンボジア宣教師ご夫妻」

テレビに、カンボジアへ行った時にお会いした
Aさんご一家が出られた。
カンボジアでの孤児のための働きが紹介され
ていた。

この3月にカンボジアへ行った時に、お会いで
きて、8年前、カンボジアへ移り住んで以来の様々
な事、カンボジアでの生活、宣教活動、「何でも
聞いて下さいね。お役に立てる事があれば感謝
です」とお話して下さった。

もうすぐカンボジア宣教に出る息子夫妻の、
大きな参考、助言、神様の備えに心から感謝した。

「来た頃は、街中で銃声があちこちで聞こえていま
した。それを思えば、今は落ち着きました」
「伝染病は一通りしますよ。腸チフスなど、風邪みた
いなもんです。原虫赤痢、デング熱、私も一通りし
ました。娘がこの間、デング熱でタイに搬送された
んです。後遺症が残るかと思いましたが、何とか
大丈夫で感謝でした」

「排水設備が無いんです。最近ようやく出来て来た
んですけどね。普段は地面に吸い込まれてるようで。
雨期になると、もう許容量オーバーになって、生活用
水もトイレも一緒くたになって、洪水になりプカプカ浮
かんでるんです。停電がしょっ中で、ろうそくで生活。
最初はストレスでした」

ひえ〜!!と聞いた。排水なんて、考えた事もない。
全くの当たり前で、そう言えば、排水設備があるから、
ちゃんとうまく生活が成り立ってるんだと、初めて
思った。台風の時、ほんのちょっと電気と水道が止ま
ると、どんなに依存しているかに気づく。

5日間つきっきりで取材されたそうだが、番組では
信仰面は一切出ていなかった。まあ、当然だろうけれど。
ストリートチルドレン、孤児達のために学校を作り、
孤児達のお世話をする様子が映し出されていた。
実際は祈りと信仰によって、主のために労しておられる。

番組だけ見ると、のどかに明るく描かれていたが、背後
を知っているので、自分の中でミックスして見て、深く感
動した。
何に感動したのかと考えたら、A宣教師ご夫妻がすべて
を献げて、神様のために生きておられる姿だった。
何もかもを献げて、生きているクリスチャンの姿を見る時、
心が深く動かされ、恵まれる。引き上げられる。

「宣教されていて難しい事はどんな事ですか」とお聞きし
たら、「愛がわからないんです」と言われた。どんなに伝
えも神の「愛」がわからない。愛という事の概念自体が
無い、と。

ポルポトの悲惨な大虐殺で、国民の200万人が殺され、
家族はすべて解体され、子供が銃を持ち、大人を監視。
ポルポトの命令で親をも殺すという、異常で異様な世界。
理由なく殺され、それもいつ殺されるかもわからない極
限の恐怖。
互いに裏切り合わせる体制を作り、人間にとって、一番
尊い「愛」と「信頼」を破壊した。

愛がわからない人々に、実際に愛する事によって、伝えて
おられる。
この命はいつか朽ちる。神様の愛を知り、永遠の命を
受け取る方々が、一人でも多く起こされますように。
ひたすら祈っている。

by 多恵子