2006年05月07日(日)
  「気持ちを受け止める」

思春期まっただ中の、子供さんを持つAさん。
ああ言えばこう言うの、まさに反抗期。

子供にも内面の色々な葛藤や悩みがあり、学校へ
行けない悶々の日々を母子共に過ごされた。

受験という、将来の進む方向を決めなければ
ならない大きな節目に差しかかった。

子供の中には、子供の気持ちがあり、堅い意思
があり、普通世間一般とは違う方向を望んだ。

親は学校からも、子供のためだと、世間で言う
普通の道へ行かせるよう言われた。
子供はわからないのだから、親が強制してそう
すべきだと。
後で良かったという事になるのだからと。

それこそが子供を損なって行く。
Aさんが、子供の気持ちにそえるように、皆で
祈っていた。神様がAさんの気持ちにも働いて下
さるように。

Aさんは、子供の気持ちを尊重した。この世の
価値観でなく、世間体でなく、子供の気持ちを
受け止めた。

子供の願う進路に進んだ。それはきっとしっかりと
自分を持って、意志を持って進んで行かなければ
ならない大変な道だ。

今、その道に歩んでいて、事実、「大変だ」と素直
にAさんに言うという。
以前は、自分の気持ちなど言った事のない子供さん。
何か言うと、「うるせえ〜」としか言わなかった。

親が気持ちを受け止めたことで、子供の心が開かれた
んだ。親子の心の通い合いが生まれて。

皆も、温もりの、素晴らしい知らせを聞けて、
心ほっこり。(^^)/

by多恵子