2006年10月02日(月)
  「信仰によって」

先日、教会の兄弟姉妹と昔話をしていて、
救われた頃の話になり、導いてもらった
宣教師の話になった。

「信仰」の人だったなあと、感慨深い。
経済的には、いつもギリギリのサポートの
中で生活しておられた。
ある時、以前に開拓宣教をされて、日本人
牧師に引き継がれた教会へメッセージの奉仕
に行かれた。
行く費用が無くて、交通費のために祈って
おられた。すると、その教会からフェリーの
チケットが送られて来た。小銭を電車賃に、
フェリー乗り場まで。そのチケットで無事
教会まで着けた。
特別伝道集会の奉仕を祝福の内に済ませ、
帰りの交通費はなく、祈っておられた。

すると、牧師がフェリー乗り場まで送って
くれて、彼がチケット売り場に走り、チケッ
トを買って渡してくれた。
「神様、感謝します」とフェリーに乗船。

降りて、家までの電車代が全く無かった。
どうする事もできず、「神様、どうしましょ
うか」と、祈りながら、駅近辺をうろうろと
歩き回っていた。

すると、そこでバッタリ宣教師の友人に会っ
た。「やあ!」と双方驚いた。その時、その
友人が「ああ、良かった!ここで会えて感謝。
私、あなたにお金を借りていましたね。返す
事ができます」と。

その返して貰ったお金で、無事、家まで帰れ
た。神様!!このような証しをよく聞いた。
いつも神様だけに頼って、神様からすべてを
与えられて、宣教生活をしておられた先生だ
った。

先日、懐かしく思い出した。もうかなり前に
母国で胃癌で天に帰られた。その最期も非常
な激痛に関わらず、召された時のお顔は微笑
んでおられたと。
生涯を献げて主に仕えられ、信仰生涯を全う
され、最も愛する主のもとへ、喜んで帰られ
たんだなと。