2006年12月03日(日)
  「視点」

ペテロの海上歩行は有名だ。
ペテロがイエス様だけに焦点を当てて、
見詰めていたら、歩けたが、
風に目が移った途端に沈んだ。

状況は全く同じだ。
何を見ているかで、奇跡のごとく歩け
たり、沈んだりする。
状況が全く同じというところが面白い。

クリスチャン生活は、天国へ行くまで
毎日毎日毎瞬が水の上を歩く歩みだと
思った。

Aさんが厳しい試練の中で、犠牲を払っ
てくれて、時間や労力を使って、励まし
たり慰めたり、気をかけてくれる兄弟姉
妹の愛が身にしみ入り、それを通して、
こんなにも、自分を愛して下さっている
神が見えた。

神の愛をひしひしと感じ、心が喜びと感謝
と恵みでいっぱいにされた。

ところが、まっすぐ見ている神様から目を
離して、状況と自分を見た途端、どぼどぼ
と落ち込んだ。
皆は幸せそうなのに、幸せなのに、自分だけ
何で?何で?と、どんどん落ち込んで行く。

状況は全く同じだ。

神を見ているなら、同じ状況で感謝と喜びと
恵みで溢れ、神から目を離し、自分と状況を
見た途端、自己憐憫に陥る。

どちらを見ているかだ。それだけで、それが
すべてだ。
一生涯、イエス様だけを見続けていたら、
どんな状況の中でも生きて行けるんだと、
教えられる。

神に、御言葉に、賛美に、祈りに、感謝に
恵みに、今日も目を留め、見続けていたい。

by多恵子