2009年07月04日(土)
  「嬉しかったこと」

遠方の友から、緊急の連絡あり。

病にあるお父様を、急遽明日訪問できることに。
遠方でもあり、とっさの時にすぐには駆けつけられ
ないので、最後の機会かも知れない。

現地の牧師先生が来て下さって、福音を語って
下さるので、信仰告白できるよう祈って欲しいと。

場所は違っても、いつも一緒に祈り、祈って貰って
いる大切な姉妹。
どうか必ずお父様がはっきりと救われ、信仰告白
に導かれますように、切に祈る。
祈っていると、なぜか絶対に大丈夫!との思いが来る。

あ、牧師先生が訪問されている時間だ!と、心を天に
向け祈る。

どうだったかな、と思いつついると、外出先で、取り
急ぎの、明確な救いの報告が入った。
やった〜!!感謝!!

引き続き、帰途の新幹線の中からメールが入る。

まず娘と話して、病床のお父様は疲れてしまわれ
体力的に、牧師先生のお話が、十分聞き取れない
状態で、どうなのかなあという感じであった。

その日が、今日ではないのだろうかと、半ば諦め
そうになったが、

お母様との最期が、直接確認できなかったことを
ずっと悔やんで来たので、いざという時に間に合わ
ないやも知れず、どうしてもきちんと聞こうと決心。

耳元で、「次いつ会えるかわからないし、もしもの
時にすぐに来られないから、一つだけ確認させて欲
しい。イエス様を信じていますか?」

お父様は、うなるように大きく頷かれ、「そう聞いて
くれるのを待っていた」と。

淵田美津雄、元真珠湾攻撃隊長の証し の小冊子
を教会から頂き、ゴルゴダの意味を理解して読んだ、
大感激したとも、言われたと。

その日、ずう〜っと心に天の喜びがあった。
ご親族の救いは本当に嬉しい。

私の両親の最期を思い出した。

余命僅かで、もう話もできない、ベッドに寝たままの
父に、耳元で福音を今一度語り、「イエス様を信じて
ますか?」

救いの確認をした時に、はっきりと力強い声で、
「はい!」と言った。父の明確な意志だった。

「天国へ行こうね。また、会えるね」と言うと、また
鮮明な力強い声で「はい!」と言った。

お祈りするね、と私が祈ると、大きな声で「アーメン!」
と言ってくれた。それが最後で、息を引き取る時には
間に合わず、会えなかった。

母も、死を前にした時に、今まで聞いていた「イエス様
を信じる?」と聞くと、もう体力の無かった母は、大きく
頷き、もう一度、大きく頷いた。

お祈りするねと言うと、以前は「私はまだだから」と言っ
ていた母が、祈りも受け入れてくれ、一緒に祈れた。

母ともそれが最期だった。臨終には会えなかった。
今際の際に、会えるとも限らないんだなあと。

福音を伝える、神様の時を、逃さず、捕らえられます
ように。