2003年07月17日(木)
  手に握りしめている宝

手の中の物を神様に献げて、今は安らぎと
喜び、安堵の中にいる一人の姉妹。

「自分の宝、自分の生きがいって、絶対に
手放せない。握っているから、ますます執着し、
ますます強く握り締める。そして、ますます
神様が見えなくなる。
太陽の前に、小さな10円玉を置くと、あの
大きな太陽が見えなくなるように。

手放してしまったら、何で、あんなに執着して
いたのかわからないと、距離を置いて見れるのに、
握っている間はだめ。
絶対にこれがないと、自分は生きて行けない、
幸せになれない、満たされないと、魅力的な、
絶対的なものに見えてしまう。

だから、絶対に自分でなんて手放せない。もう
不可能。100%無理。自分は絶対に放さない。

私が手放せたのは、神様がガーン!!と、事を
起こして、打ち砕いて下さったから。

本当に、神様に献げることが出来て良かった。
「自我」というものを知った。どんなに強情
で、頑なで強固なものか。岩のように固い頑強
なもの。自分を通したい。
神様しか砕けない。手放す事ができたのが
奇跡です。」

小さな子供が、口の小さなガラス瓶に手を
突っ込んで、中の物をつかんで放さない。
手が出ないと泣いている。物を放せば、手が
出るが、放そうとしないで泣いている。

放すと自由になる。解放される。必ず放して
良かったと思える。真に神様を知る。
やっぱり放せるのは、神様のみわざ。
by多恵子