2004年07月02日(金)
「パスターの死」
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新しい教会設立のために、イラク入りして、銃殺さ
れたアメリカの牧師さん。その教会員であるAちゃ
んから、近況の連絡があった。
新しい牧師夫妻が就任された。亡くなられた牧師の
夫人も、そのまま教会学校のご奉仕をされ、今一緒
に教会生活を送っている。
教会が変わった。自分自身が変わった。今まで何と
も思わず、いい加減に教会生活を送っていた自分。
遠距離もあるが、何か自分に問題が起きたら行かな
かったり、心を込めて、真実に教会生活をしていな
い自分が映し出された。
牧師の死を通して、深く心探られ、真剣に考えさせ
られた。自分が変えられて行くのがわかった。
ここが、神様が与えて下さった、私のみこころの教
会、私の教会、私はこの教会で、生涯、死ぬまで信
仰生活を送りたい。
心からそう思った。教会に対する愛が与えられた。
そして、教会の他の人々もそうなんだと思う。教会
が変わった。暖かい愛が、信仰が教会の中に育まれ
ていることを、ひしひしと感じる。
家から遠いので、教会の近くに引っ越す事を、今、
祈っている。教会の近くに住んで、残る生涯の信仰
生活を送りたい。
牧師の死を通して、自分が変えられて行く。どうし
てだかわからないが、自分の心の底にあった固いも
のが溶かされ、癒された。
自分が変えられている。生まれてから、今まで自分
の弱さは、新しいことにチャレンジがどうしても出
来なかったこと。
新しいことへの不安と恐怖で、同じところにとどま
っていたい。同じ所で同じ事をしていたい。殻から
抜け出せなかった。
その自分に、大きな新しいチャレンジが今、目の前
に与えられている。これは自分には奇跡、自分の古
い殻を打ち破ること。古い自分に死んで行くこと。
自分が変わった。不思議だけれど、どうなっている
のかわからないけれど、神様が、信仰の翼をかって、
新しい領域に、大空高く駆け上らせようとして下さ
っている。
「まことに、まことに、あなたがたに告げます。
一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一
つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結
びます」ヨハネ12:24
パスターの死が、決して無駄ではなく、イラクに教
会が建てられ、次々と、イラクへ神様の愛を伝えに
行く、宣教師が起こされていると聞く。
パスターの死は、教会にいのちをもたらし、Aちゃ
んも、そのゆたかないのちにあずかっている。
by 多恵子
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