2007年08月03日(金)
  「都合のよい言葉」

御心を知る事についてと、御言葉を聞くことに
ついて学ぶ時があった。

バラクがバラムに、イスラエルを呪って欲しいと
要請する。イスラエルがどんどん勢力を増し加え
て来る事に、恐れをなしたからだ。

しかし、バラムに、神の啓示があり、「一緒に行
ってはならない。イスラエルを呪ってはならない」
と告げられる。

しかるに、バラムは尚も御心を求めようと言う。
つまり、神の御心は、はっきりわかっているのに、
自分の思いがあり、自分の思いを遂げたいのだ。

Aさんと雑談をしていた時に、親戚にものすごい
偶像好きの人がいて、もうあちこちと巡り歩いて
いる。
それも、自分の言って欲しい事を、言ってもらう
ために拝み屋を巡り歩き、ものすごい執念で、ど
こまでもどこまでも自分の言って欲しい言葉に、
行き着くまで探しまくると。

Bさん「え?それって意味ないじゃん。別に拝み
屋に言ってもらわんでも、自分で決めりゃあええ
じゃん」(笑)

少し前に、Cさんからも全く同じ事を聞いた。知
り合いが占い師や、祈祷師を渡り歩いて、自分の
言って欲しい事を言ってくれる相手が現れるまで、
まさに日本中でも、渡り歩くと。

人間て、アダムからの罪で、結局は、自分が神な
んだ。自分の内にある古い性質、生まれつきの性
質はまさにそれで、クリスチャンになっても、自
分に都合の良い御言葉を探す。結局は自分の思い
を遂げたくて。

バラムが御心がはっきり示されているのに、尚も
御心を求めて行くのと同じだ。自分もバラムの道
になってしまう。

Dさん「自分の欲しい御言葉を探すのって、すご
くわかります。
肉は、神様に従うのでなく、自分の思い通りに歩
みたい。でも、大義名分が要る。だから自分で御
言葉を持って来て、御心を持って来て、肉に気づ
かないと、無意識だったりする。
でも、うっすら何かおかしいなと思ってる」

“人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分に
つごうの良いことを言ってもらうために、気まま
な願いをもって、次々に教師たちを自分たちの
ために寄せ集め”Uテモテ3:3