2003年07月16日(水)
  シンプルライフ

夫が単身赴任になった。単身生活は今回で
2度目だが、今度はちょっと遠い。

夫婦は離れていてはいけない、最近素直に
そう思えるのが、うれしい。

社宅についてビックリ!築40年の老体に
壁と畳はとりあえず新しくしてもらっていた。
台所もすごく低くて、窓も床もレトロ。

家電用品は大物の洗濯機、冷蔵庫はこちらか
らの送料よりもリースの方が格安とのことで
会社の単身用をお借りすることにしていたが、
都合で遅れていて、洗濯機も冷蔵庫もない。

何も要らん!という夫に従って、茶碗とお箸と
お皿もコーヒーカップも二人ぶんしか持ってき
てない。

ちまちまと洗って簡単にかたづく。選択もちょ
こちょこと手洗い。狭い部屋はあっという間に
掃除完了。

こんな時間に家事も完了かと、夫の出て行った
後、一人のんびりコーヒーを飲んでいると、
ものはないほうが断然いいじゃないかと気づいた。

生活の中に無駄なものが多すぎる。使わない食器
に埋もれた食器棚、着ない服、履かない靴のおか
げで収納にいつも苦労している。読んでしまった本
も捨てられずにいる。
帰ったらいらないものは、捨てるぞ!と決心した。

イエス様は、大切なものは多くはない、一つだけ
だと仰った。目の欲、暮らしむきの欲が様々な情
報を吸い寄せて、自分の回りに厚い壁を積み上げ
る。そして肝心な神様の御声は、いつも後回し…
ただ、神様に明け渡し、従うだけの生き方がなぜ
出来ないのだろう。生活の中の無駄はそのまま生
き方の無駄ともいえる。

どんどん無駄なものを削ぎ落としてシンプルに生
きていきたいなぁと、何もない部屋の中で考えた。 
by富士子