2006年08月06日(日)
  「以前は・・」

以前の会堂は、一軒家を借りて、一階が礼拝に、二階
が牧師住居だった。一階の集会所は、17坪のワンフ
ロアーのため、35人ほどで満員。
当時は、入り切れず、遅れると会堂外で、カーラジオ
の周波数を合わせて、説教を聞く人々の車が並んだ。

その人々が、突然ガラガラと玄関を開けて入り、招き
に出るという面白い光景も。特別集会時には満員で、
玄関に新聞紙を敷いて座っていた人も。

礼拝後は凄まじかった。台所近辺では愛さん用意、エ
レクトーンのそばでは賛美練習、隅の方で新来者に福
音が語られ、ナースリーから戻った子供達が走り回り、
騒音を物ともせず、祈る人々も・・。

こそっと人知れずしたい相談などは、もう外でといっ
た具合い。「学びの最中に、愛さん準備中の、塩は?
しゃもじは?を聞くと、『そこっ!!』と言ってしまう
のがコワいよね」(笑)
ある平日、学び会とCS教師訓練会が重なった。あっ
ちとこっち、同時進行で学びをするが、声が耳につき
気が散って困った(笑)二つは無理。段々と、不便を
感じるようになって行った。

戦前の建物で、屋根も床も落ちて来そうに老朽化。大
型台風で持ち堪えたのが奇跡と、皆で真面目に真剣に
感謝した。
他教会の先生が「全く外見気にしない、外側は見ない、
ただ神様だけを見上げている人々が集まっているとい
う事ですね」
は?確かに!素晴らしき兄弟姉妹の集まりであった。

岩国の基地内に住むAさんが、広島の礼拝にやって
来た。集会所と二階の住まいも案内すると、びっくり!
「上も下も全部合わせても、うちのリビングより小さ
いー。うちのリビング35畳なんよ」(大笑)

Bさんのお母様が教会を訪ねて下さった。教会の前の
車道に、乗って来たタクシーを止めたまま(もし、場
所が違ったら、移動もありと)住所では確かに、ここと、
教会の前で、20分捜し回られた(笑)

もう老朽化激しく床が落ちかけ、天井も下がって来て
いたが、懐かしい日々、楽しい交わりの日々であった。

新会堂になり、8つの小グループに分かれての、祈り
も出来るとは、何たる恵み。夢のよう。

by多恵子