2003年08月09日(土)
  原点

昨日、大型台風広島直撃との、予報があったに関
わらず、台風など、ものともせず、B教会の方々
が会堂見学に来られた。(B教会の方々の信仰に
おされ、結局、台風は完全にそれてしまった)

会堂が建つプロセスを話している内に、もう一度
神様の奇跡、慈しみ、ご愛、あわれみをが胸に
沸き立った。

「無いものを有るもののように、お呼びになる方」
(ローマ4:17)
「奇跡」が起こるには、「不可能」の土壌が必要。
1億1千万会堂建設は、私達には「不可能」だった。
だから、そこに、神の「奇跡」を見た。

これ以上祈れないというほど、皆で祈ったこと、
朝のデボーションで祈り、小グループで祈り、地区
集会で祈り、祈り会、礼拝で祈り、午後10時に
一斉祈祷、時間に分けて24時間連鎖祈祷、道を
歩きながら、家事をしながら、運転しながら、皆
がありとあらゆる時を捕らえ、祈り続けた。

断崖絶壁だった。人生で来れほど祈った経験は
無いほどに。経済的に「不可能」であったゆえに
「祈り」が生まれた。手元にあれば、祈りは必要
無い。

献げに献げた。持てるもの、全部献げた。
献げるために節約し、痛みと犠牲を伴った献げ
物をと、お菓子を、ジュースを我慢し献げた。
雑誌代を献げた。タクシーを電車にし、歩いて
バス代を献げた。

あれほど献げた経験も初めてだった。
教会がまさに一丸となり、完全に「ひとつ」だった。

祈り、信仰、一致、見えるところによらず、御言
葉に立つこと、サタンとの戦い、これらの事を実地
訓練として教え込まれた。

身体に染みついていて、織り込まれていて、原点
に立ち返るように、よみがえってくることを知った。
これから、天に帰るまで、何度も何度も、原点に
立ち返らされて、大きな励ましとされるに違いない。

素晴らしい、綺麗な、快適な会堂が建ち、今その
恵みに十二分に浴しているが、実は、目に見えな
い霊的な部分こそ、最大の恵みと祝福であったと、
改めて、思い至ったのであった。

それは決して風化するのでなく、何度もよみがえ
っては、新たな霊的な力とされることを知った。

感謝な会堂見学であった。
良きお交わりと、自分自身も、もう一度、不可能
が一つもない神の力と、私達の教会が深く深く愛
されていることを、確認し、大いに恵まれた。
by 多恵子