2011年03月05日(土)
  「委ねること」

Aさんが話して下さった。

イエス様を信じて救われ、自分としては、イエス様
のためにと、一生懸命に奉仕し、頑張っていた。

人々が救われなければ滅びるので、救われるようにと、
熱心に伝道に励んだ。
集会に出席し、できる奉仕は引き受け、頑張りに
頑張った。

そんな歳月を経る内に、それが、良い事をしているのに、
どんどんしんどくなって行った。
イエス様のためにと、頑張っているのに、やがて心に
喜びも平安も全く無かった。
しんどくてたまらない。これは一体どういう事なのか。

力も尽きて行き、そんな時に、イエス様が教えて下さった。
自分の力で突き進んでおり、自分がイエス様を背負って
いたことを。
自分がイエス様を背負うので、重くなり、疲れ果てて、
辛くなり、負いきれなくなってしまう。

その時に、イエス様が「わたしがあなたを背負う」と
語って下さり、もう瀬戸際の中で、自分自身を明け渡
した。

イエス様が自分を背負って下さった。

その時から全く変わった。180度変えられた。
自分が主を背負うのでなく、明け渡して、主に背負って
いただいた時に、心が喜びでいっぱいになった。

嬉しくて、嬉しくて仕方がない。
あれほど、辛くて、苦しくて、しんどかったのが、全く
自由にされて、主のための働きが楽しみと喜びに
変わった。

「今は、全然しんどくないです。楽しいんですよ」

「イエス様を背負わずに、背負って頂くことですね」


「この明け渡すことが、なかなか出来ないですね」

「委ねるというのは、言葉にすれば簡単だけれど、
出来ないですよねえ」

「自分でやりたいし、自分でしてしまう。
それに、神様がよくわからなければ、とてもじゃないが。
恐くて委ねられない」

「瀬戸際で、せっぱ詰まって、どうしようも無くなって
委ねることができたのは、感謝なことだったと思います」