2003年06月24日(火) 祝!結婚25周年旅行
いろんな偶然がかさなりあって突然、北海道旅行が与えられた。 祝!結婚25周年記念旅、とばかり思い込んでいたのに、夫は 勤続30年記念旅行だと思っていたらしくがっくり。 「なら一人で行けば…」とぶつぶつ言いながらの出発だったが 旅行中は夫の細かい心配りの連続に本当に感謝だった。 名所旧跡は観光バスで回ったが、時々の自由時間では美術館や らみやげ物や、すし屋にラーメン屋の手配、移動の列車の時刻 からすべてを細かくポイントしてて、絶妙のタイミングでタク シーを拾い最後まで慌てることが全くなかった。 写真も気がついたら写されているのは私ばかり。 「お父さんも撮ってあげよう」と言っても、「いいから、いい から」と。後から見たらまるで私の一人旅みたいに見えるだろ うに…。 あちこちの夫婦連れにまで「撮りましょうか?」とパチパチ。 まるで疲れを知らない子供のよう…? 逆に人にされる方が疲れるタイプの人なんじゃ…とも思うが、 毎夜、旅先とも思えぬ爆睡ぶりの夫を見るにつけ、こりゃぁ、 そーとう疲れとるかも…と思うふがいない妻だった。 登別での一日目、朝出発前にゆっくり温泉に入っていると 中年の婦人旅行者のグループが何組もいた。 そのうちの一人がしきりに「やっぱり旅は女同士に限るね、 主人と一緒ならもう大変!主人と行くぐらいなら家にいた方 がましよ」と話しているのが聞こえた。 いっせいに「そうよ!そうよ!」の大合唱。 私は他人と行くとやはり気を使う、夫と行くほうが気が楽だけ ど…と思いながら部屋に帰った。さぁ出発の準備!とふっと横 を見ると温泉から一緒に帰ったはずの夫は、さっさと身支度を 整えると手際よくトランクの荷造りを始めている。 女友達と行くと気を使うだけじゃなくて体力ももたんわと実感。 結婚25年、何でも自分のペースで押し切る夫に圧倒される事 もあったが今は大満足。 すっかりおんぶに抱っこですいません。 「すべてお任せ奥様旅行」にまた連れて行って下され。 by富士子