2001年06月09日(土) 悲しみは、後になれば・・
あれは2年前のことだった・・ 一人の姉妹の父親危篤の知らせ。海外に いた姉妹は突如帰国の慌ただしい準備。 まだ救われていない。福音を語っていな い・・胸をおしつぶされそうな不安と重 荷に祈るばかり。 その時に、突然夫からの離婚の申し立て。 晴天のへきれき。わけがわからない。し かし、夫ははっきりとして明確に意志で 決めた事だった。 ダブルパンチ、二重の試練に、パニック。 祈るばかり。祈りしかできない。とにか く、父親に福音を語らねば。飛行機の中 ただただ祈りがうめきとなり、神様にお 委ねするばかり。 姉妹を愛する沢山の人々の執り成しにも 答えられ、主は姉妹に全き平安「主の平 安」を与え、姉妹を守られた。 目前に離婚という状況があるに関わらず、 不思議な平安に支えられ、父親と生まれ て初めての心通い合う交わりが与えられ た。海外から駆けつけた娘を喜んでくれ た。証しをし、福音を語る事が出来た。 みことばの種が蒔かれた。主に父親を お任せした。 その後、長い試練のトンネルを通り、辛 酸をなめ、離婚が成立した。 「ひと息、ひと息、息をして立っている のがやっとでした」 「朝、目が覚めると気力が無く、起き上 がれず、何10分も祈りと賛美を口ごも る中で、主が起き上がらせて下さいまし た」 「どうやって生きて行けばよいかわから ず、途方に暮れ、気力がありませんでし た」 「あれから2年。主のご真実を味わい尽 くしています。耐えられない試練は無い。 母子を主は支え、守り、豊かに祝福して 下さいました。今、平安で平安で感謝し かありません。神様は素晴らしいです。 今回帰国して、親に離婚の事後承諾を得 ました。明るい元気な私達母子を見て、 安心したようです。」 あの2年前を思う時、あの時はああだっ たねと、必ず笑える日が来る、その時は 耐えられような試練でも、後になると、 必ず平安に変えられる・・姉妹を通して、 見せられました。姉妹の尊い歩みを心か ら感謝します。 「すべての懲らしめは、そのときは喜ば しいものではなく、かえって悲しく思わ れるものですが、後になると、これによ って訓練された人々に平安な義の実を結 ばせます」ヘブル12:11 by 多恵子