2006年12月24日(日)
  「礼拝」

今日はクリスマス礼拝だった。
東方の博士達が、星を見て、その星に導かれて
エルサレムまで、やって来て、幼子を礼拝し
宝物を献げる箇所だ。

博士達は、数ヶ月をもかけての遠路の旅、すべ
ての財を費やした。身の危険も覚悟の上だった。
星に導かれてエルサレムまで辿り着いた。
しかし、肝心のエルサレムで王に、ユダヤ人の
王として生まれた方のことを尋ねると、王は恐
れ惑った。
新しい王が出て来たなど、自分の地位が危うく
なるからだ。幼子が生まれた場所を調べさせ、
ベツレヘムである事を調べさせ、博士達を送り
出す。
「場所がわかったら自分も拝むから教えて欲し
い」と騙して。へロデは保身、地位、名誉、ひ
たすら自己中心、自分の事だけだった。

導きの星が力強く先導し、幼子の所へ導いた。
導きの星は聖霊だ。自分が主のもとへ導かれ
救われるために、人々や様々な状況を備えら
れた。背後で聖霊が導かれた。

博士は幼子に「宝の箱をあけて」黄金、乳香
没薬を献げた。自分自身の宝とするもの、大切
なもの、命とするものを献げた。
黄金は王としての主、乳香は神と人を執りなす
祭司としての主、真理としての主、没薬は死人
を埋葬する時に用いられ、死を表わし、罪から
の贖い主としての主を表わす。

自分の王として、祭司として、贖い主として
主を礼拝した。
そのように主を受け入れ、礼拝できるように。
自分の心の宝の箱をあけて、献げることができ
るように。

博士達は全財産を費やして、命の危険を冒して
数ヶ月もかけて、たった一度の礼拝を献げるため
にやって来た。自分の命をかけて。
どんな事をしてでも、会いに来たかったのだ。
要するに博士達は何もかも、すべてを献げ、自分
自身を献げた。博士達は満ち足りて、喜んで帰った。

礼拝とは何かを見せられる。
礼拝とは自分自身を献げること。礼拝で主に出会
い、自分自身をお献げする時、満ち足りて帰る。

by多恵子