2007年06月22日(金)
  「優先順位」

Aさんのお母さんが入院した。
心騒ぎ、心配し、母親を思う情でいても立っても
いられない。
兄弟も多いし、別に自分だけが看る必要無いのだ
が、不安で心配で、ついていたい。それで、毎日
つきっきりのごとくに、ついていた。

最初は突然の事で、緊急事態でもあり、夫や子供
達も心配し、了解してくれていた。
ところが入院が長引き、ずっと付き添っていると、
家の事がまるで出来なくなる。段々、夫に不満が
出て来た。
でも、こんな特別な時なんだし、ちょっとぐらい
我慢してくれてもと、妻側も不満が募る。何だか
不満と不満でぎくしゃくする。
更に長引くと、子供に弊害が出て来た。子供が欲
求不満で、情緒不安定になる。家の中がガタガタ
になって来ている。

この時初めて、優先順位が間違っていることに気
づかされた。
ただ母を看たいという自分の思い、自分の欲求だ
けを優先させ、家族の事を顧みていなかった事に
気づかされた。

神様、夫、子供、親という優先順位が狂っていた。
神様の秩序が狂うと、ほんとに皆が欲求不満になり、
皆が満たされず、心が荒んで来て、潤いも喜びも
平安もない。

生活を切り替えて、まず夫と子供を優先して行った。
兄弟達もいるし、自分一人で頑張ることもなかった。
すると、夫と子供達が、目に見えるように平安に落
ち着いて生活するようになった。

家の中に平和が戻り、喜びが戻った。すると、不思
議に少しぐらいはいいよと、夫も子供も気持ち良く
理解してくれ、理解の上で母を看れるようになり、
ほんとに神様に従うと、神様が働かれ、良くして下
さることを経験した。

Bさん、時間のある時は、親戚を助ける事で時間を
使っていた。
気持ちに無理なく、そうして上げたいと思い、それ
を続けていた。その時間、親族とも交わる機会とな
るし、むしろ良いと思えた。

ところが度重なると、ご主人のスケジュールと調整
取れなくなったり、ご主人を夫を一人残す事になる。
段々、悪いかなあとの思いが来るが、我慢してもらい、
親戚の必要を見て、そちらを優先させていた。

教会で交わっていると、夫さんを優先させて、親戚
のお手伝いの方を、神様に何とか別の方法を与えて
下さるよう祈ることに平安がある、と言われ、

優先順位のことを聞いて、夫が先である事を知った。
目の前にスケジュールが来た時に、そうしようと、
夫を優先した。
親族も、気持ちよく了解してくれた。すると、夫は
行動を共にすることが嬉しそうで、喜び、その時、
自分にも喜びがあった。夫婦の間に潤いと喜びが来た。

もし、聞いていなかったら、優先順位を狂わせたまま、
自分の思いでどんどん進んでいた。優先順位って大切
だとつくづく教えられた。

神様の秩序に従うと、不思議に皆が満たされる。そして
神様が状況を何とかして下さるし、責任持って下さる。