2009年11月22日(日)
  「万事益」

Aさん「重大な失敗をしてしまって、その時は
苦しく辛いばかりで、益になるとは、頭ではわかって
いても、これがどう益になるのか、もう事が大き過ぎて、
全然信じれなかった。

それが、日がたつにつれて、皆の祈りのお陰で、
心も段々落ち着いて来て、状況も少しづつ収まって
来た。

関係者に、もう起きてしまった事は、どうやっても
どれだけ悩んでも、くよくよしても、絶対に元には
戻らないのだからと、前に進むように慰められた。

自分が消えてしまいたいほどの辛さ、そして、
人を非難したり、あら探しをしていた自分、この
自分こそが、罪人のかしらだと思い知らされた。

心が落ち着いて来た時、その重大な過失の中でも、
いかに神様に守られていたか、初めて思いが至った。

もっと大変な事態になっていても、不思議は無いのに、
最小限にとどめられ、奇跡のように守られた。
一つ間違っていたら・・今更ながらに事の重大
さに気づき、初めて、心の底からの感謝が湧いた。

感謝すると、、あれほど痛み、苦しいばかりだった
心が、不思議に変えられて、平安になってしまった。

そして、その事件前にも、深刻な試練を抱えて
いたが、何と、今回の事の前には、その深刻な
試練が全く問題で無くなってしまった。
笑えるほどの、些細な事になってしまった。」

Aさん通して、改めて、

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って
召された人々のためには、神がすべてのことを
働かせて益としてくださることを、私たちは知っ
ています」ローマ8:28
の御言葉を思った。

「すべてのことを」「益としてくださる」失敗も過失
も、「すべてのことを」。

あの事も・・、 この事も・・

これを心底信じて行くなら、希望しかない。
恐れも思い煩いも不安も失せて、
喜びと平安しか無くなってしまう。

何という驚くばかりの恵みの人生に、入れられ
たのだろう。