2010年09月06日(月)
  「どっちを選択?」

「しかし百人体隊長は、パウロのことばよりも、航海士
や船長のほうを信用した」使徒27:11

パウロがローマ皇帝に上訴したので、パウロは他の囚人達
とイタリヤへ護送されることになった。
シドンからキプロス、サルモネ沖を航行し、「良い港」に
着いた。冬になってきて、もう航海は危険とパウロは警告
した。命にまで危害と大きな損失が及ぶと。

しかし、百人隊長は、パウロの言葉でなく、もう少し先
まで行って冬を過ごそうと言う航海士や船長のほうを
信用した。

その結果、案の定、暴風に巻き込まれ、幾日も翻弄され、
命まで危うくなって来た。
神によって皆助けられることになるが、日常生活の中で
これをしょっ中してしまう。

御言葉でなく、目に見えるところ、自分の価値観、この世
の価値観、考えのほうを信じ、選んでしまう。
すると、平安が無くなり、ギクシャクし、失敗する。

Aさん「自分は人の意見に振り回されてしまう。人がああ
言えば、受け入れてしまうし、こう言えば、受け入れて、
自分が混乱してしまう。人の間で、波風立てずうまくや
って行きたいばかりで、結局、うまく行かない。
自分にとっては、周囲の人の言葉が航海士、船長だ」

Bさん「私もそう。この世の付き合いで、噂話やこの
世の考え方に、うん、うんと聞いていると、いつしか
あっちからも、こっちからも入ると、混然となり、
ごちゃごちゃになって、神様がわからなくなる。

ちゃんとわきまえて、自分は違う、自分はその考え方
とは違うと、しっかり神様と御言葉に立っていないと
世の価値観に流されてしまう。自分の中で、一緒くた
になってしまう。
よくわきまえて、御言葉に立つことを、意識したい」

Cさん「この世の価値観、考え、肉の思いを選択すると
心に全く平安が無くなる。心がもやもやして来て、
喜びと平安が消えて、思い煩いや不安で、心が重苦しく
なる。
ああ、そうなんだ。航海士や船長のほうを選択してたん
だと、今、わかりました」

御言葉によらない、自分の思い、人の意見、世の価値観
のほうを受け入れて行く時、御霊が平安を取り去って、
気づきを与えて下さる。

御言葉以外の価値観を、心の底に受け入れ、行動して行く
時、心に平安が失せる。何かが違う。

御霊が気づきを与えて下さることが感謝だ。