2018年04月02日(月)
  「光が照らす」

自分の内の、本当の気持ちは、自分でも
わかっているようで、わからない。

祈りをもって、主に向かう中で、その心の底に
ある気持ちを指し示し、気づかせて下さる。

“すべての人を照らすそのまことの光が世に
来ようとしていた”ヨハネ1:19

暗闇では見えないものが、光が射すと照らし出
され明らかになる。


ある人が、いじめに会った。でも自分はクリス
チャンだから、愛さなければならないと思い、
「愛せますように」「愛せますように」と切に祈った。

いじめは辛くて、痛くて、苦しくて、帰宅すると涙が
溢れた。
でも、「愛せますように」「愛せますように」と祈り
続けた。

ずうっと祈り続けるのだが、祈りが全く聞かれない。
いじめはずっと続いている。自分も苦しくて、辛い。

ある日も帰宅して、涙ながらに祈っていた時に、
突然、口に出ている言葉と、心が一致していないと
気づかされた。

心は「愛せますように」などと全く思っていない。口先
だけの祈りで、建前で、形だけの綺麗ごとで、嘘で、
そこに真実が無い。

じゃあ自分の本当の心は?「いじめる相手が大っきらい!!」
嫌で嫌でたまらない。初めて「大っきらいです!!」と
心の底を告げると、涙が出た。

すると不思議が起きて、突然いろんなシーンが勝手
に浮かんで来た。次々と脳裏を巡る。御霊様だ。

それらのシーンが次々と巡った時に、「あ!妬まれて
るんだ」とわかった。それを確証づける場面〃が思い
出された。
御霊が教えて下さった。

自分みたいな者を、妬まなければならない相手も
どんなに辛くて苦しいだろうと、初めて、その人を
祝福してあげて下さいと、心から祈れた。

そしてそれ以後、心は平安にされ、相手がどうであれ、
普通に接する事ができるようになった。

とにかく祈りに持って行く時に、自分自身を照らし
導かれる。