2003年12月20日(土)
  主が手を支えておられる

アメリカのBさんから、国際電話。
以前に、証しを書いた、子供が非行を重ね、このままでは
真にだめになってしまうと、カウンセリングや矯正プログ
ラムのある学校へ送った。

家から車で8時間の、国境近く。初めて面会が許され、先日
6ケ月振りに、子供に夫婦で会いに行った。
子供に会えると、もう心踊り、わくわくして、嬉しくて、面
会の前夜や一睡もできなかった。主人も眠れないようで、深
夜にドライブに出ていた。

当日、劇的な再会だった。子供は両手を広げて、親を抱きし
めてくれ、ずっと手をつないでいてくれた。生まれて初めて
の、子供との心通うハグだった。

実習のプログラムがあり、今までの出来事を話し合う。目線
を合わせて、喧嘩にならず、互いの気持ちを穏やかに語り合
える・・初めてのことだった。奇跡だった。

親に固く心を閉じていた子供が、全く変わり、心大きく開い
てくれて交われた。「青年」に成長している姿を見て、涙が
止まらなかった。

本当に神様は生きて働いておられ、益として下さる。
子供は、他の子供には決して無い機会を与えられている。
それは、自分と真正面から向き合い、自分の罪と向き合う。
逃げないで、避けないで、自分のして来た事と向き合って
いる。大人でも、このように自分に向き合うことなど無い。

素晴らしく尊い時であり、これからの人生を新たに生きて
行く上の堅い礎とされることと思う。
神様に感謝し尽くせないほどの、感謝に満ちた面会だった。

「その人は倒れてもまっさかさに倒れはしない。主がその
手をささえておられるからだ」詩篇37:24

神様がおられるから、いつもどんな時にも希望がある。
by 多恵子