2023年04月10日(月)
  「妬みが祝福に変えられた」

「キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを
一つにし、隔ての壁を打ちこわし、ご自分の肉に
おいて、敵意を廃棄された方です。」
エペソ2;14


この二つのものは、ユダヤ人と異邦人だが、


Aさんは、二つのものが一つにされたと。

Aさんは、Bさんと職場時代からずっと友人
で、同じく夫の仕事の転勤で、海外生活。

同じような境遇もあり、結婚後もずっと交流
が続き、海外でも連絡を取り合っていた。

Aさんは穏やかな落ち着いた感じで、Bさん
は人が集まると中心になり、輪を引っ張って
行く感じだった。

表面、長い間の友人であるが、実はAさんは
Bさんが大嫌いで、ずっと妬んでいたと。

二人でいると、必ずBさんが目立ち、皆はB
さんに注目し、自分は常に陰になる。

Bさんといると、自分が惨めになり、劣等感と
なっていた。だから本音では一緒にいたくな
かった。

双方同じ海外転勤になった時、会いたくない、
会いたくない思いでいっぱいだった。

幸いな事に、仕事や子育てで、双方非常に多忙
で、電話もなかなか出来ずに日が過ぎた。

それがAさんが日本転勤に、こちらの集会に
集われ、落ち着いた信仰生活ができてとても
恵まれ喜んでいた。

するとBさんも同じ地に日本転勤が決まった。
そこからAさんは、悶々状態に陥った。

会いたくなく、ずっと長い間の根深い妬みは
辛く苦しく、何より罪意識に苦しんだ。

苦しみを祈りに祈り、尚も祈り、妬みをBさん
に謝罪する事を決心した。

更に祈って、今までの思いを打ち明け、謝罪
した。

その時、Aさんの苦しみ、悶々はきれいに消えた。
解放され、自由にされた。

Bさんは、告白されて謝罪されて、全然嫌じゃ
無かったと。むしろ祈りを感じて、祈って〃
言ってくれたんだろうなと。

むしろAさんどんなにか苦しかっただろうなと
思ったと。
BさんはAさんが大好きで、自分への思いは
全く、全然気づかなかったと。


Aさんは、妬みが消えて、喜びと平安に変え
られた。
Bさんは、何でも話せる相手とされた。


「二つのものが一つにされた」

真に身をもって、実感が与えられた。