2004年06月05日(土)
  40年来の祈りの答え

久しぶりに遠方の友人Aさんに会い、証しに恵まれた。

Aさんは10代前半で救われて、ずうっと母親の救いのため
に祈り続けて来た。

母親は折々に教会へも来てくれ、自分も神様の話をよくして
いた。でも、周囲の人々を次から次へとずっと親身にお世話
して来た、親切なとても良い人だった。
人からも良い人と言われ、自分も良い人だと思うので、どう
しても罪がわからなかった。

幾ら説明し、話しても、自分も人のためにと一生懸命に生き
てきたので、罪人だと言われても、いわゆる犯罪は犯してい
ないし、それどころか良い事をしてきて、罪人と言われても、
ピンと来ないし、わからない。

Aさんの父親が天に召され、母親を引き取り、最後は共に生
活できた。祈りながら、一緒に生活をする中で、色々な事が
共有できた。

かなりの高齢まで元気に守られ、やがて老衰のように少しづ
つ弱って行った。

亡くなる前日のことだった。突然、母親が寝ていたベッドの
上で正座して、祈り始めた。
「神様、私の罪を赦して下さい。自分には罪が無いと思って
いましたが、私はひどい恐ろしい罪人です。今まで犯した数
々の罪を赦して、私のような者をも天国へ連れて行って下さ
い。神様を信じます」と。

何も言わないのに、自分で、一人で祈り、もう、びっくりし
たと。そして、その翌日、安らかに天に召されて行った。目
の当たりに見た奇跡だったと。

神様が直接母親に関与し、働いて下さった。証しを聞いて、
本当に励まされた。神様に不可能は一つもない。
何でもお出来になる。親族のための執り成しを決して無駄に
されず、受け取っていて下さる。
親族の救いのための祈りと、折々の証しを続けることの大き
な励ましとされた。

“その方が来ると、罪について、義について、さばきについ
て、世にその誤りを認めさせます“ヨハネ16:8

by 多恵子