2006年01月19日(木)
  「自分が、自分が」

Aさん「今年こそ聖書を読もう!と決心して、読み始
めたんですよぉ。そしたら、御言葉読んでると、こん
なんダメじゃ、出来んわ・・と暗くなって、落ち込ん
で、聖書を閉じる。
又、次の日、読むと、やっぱり自分は出来んと、
辛くなって暗くなって、閉じる。年頭からその繰り
返しで読めん」

Bさん「あ、私も同じ。出来ん、出来ん、ダメじゃと
思う。聖書読むと暗くなって、落ち込むって、読み方
がおかしいんじゃ?」

「出来ん、出来ん。聖書なんて、自分の力で絶対
実行出来ん。出来ない事がわかるために、律法
があると書いてある。
それで、律法はキリストに導くための養育係だと。
御言葉を自分で行なおうとするなら、キリストから
離れ、恵みから落ちてしまったと。
出来ないからこそ、イエス様がおられて、して下さる」

Aさん「そうなんじゃ。自分は出来んけど、神様が
させて下さると読めばいいんじゃ」

Bさん「でも、仕事とかは、自分がやらんにゃあい
けん??」

「祈れば助けて下さるよ。Dちゃんがね、家計の
足しにパートを与えられるよう、ずっと祈っていた。
すると仕事が来て、それがフルタイムの営業。
ワーワー泣いて、自分には出来ないと。営業など
全然向いてないし、それに主婦で、小さい子供も
いて、フルタイムなど絶対無理と。

それで、ご主人に話すと「いいじゃない。やったら?
僕も全面協力するよ」と意外な展開。

考えると、数ヶ月真剣に祈って来て、神様から来た
ものだと思う。祈りの答えだと。それで、自分には
出来ないが、信仰によって、仕事を受ける事に決断。

自分には出来ないからと、祈って祈って、信仰に
よって仕事を始めた。すると、何と、次から次と、
途切れることなく契約が入って来る。一番契約を取
る人になってしまった。もう、びっくり!!
Dちゃんて営業向いてるんじゃないの、と皆に言わ
れる始末。

「神様です!もう神様!神様がして下った!」
契約が取れる度に「神様だ!」と言っていた。自分が
栄光を奪わないで、いつも神様に栄光を帰していた
から、ずうっと契約を与え続けて下さった。

「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、
わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである」

自分に出来ないところに、働かれる神様。貧しい人
が幸いで、出来ないことが幸い。弱さに働かれ、
弱いところに恵みが十分。世の価値観と正反対で
これが、なかなかクリスチャンになってもわからん。

そんな事話していたら、A、Bさん納得!
「わかった!そうなんじゃ。聖書読んで、暗くなってた
のも、結局は自分の力でしようと思っていて、心の底
では、自分で出来ると思ってる。全然貧しくなくて、自
分で出来ると思っているから、落ち込むんじゃ」

この世の価値観は、出来るのが良いこと。能力ある
ことが善。貧しいこと、出来ないことは良くないこと。
嬉しくないこと。
神様の価値観は全くの正反対だし、内にある肉は
自分の力を誇りたくて、人からの評価を得たい。
自分が認められたい。
ずっとこの肉との戦い。「世の価値観、肉の思いに
流されてるんですよねえ。教会へ来ると我に返る」

いつも神様と交わっていないと、肉の価値観は
凄まじい勢いで襲って来る。
出来ないことが感謝。そこに神が現れて下さる。

by 多恵子