2006年07月17日(月)
  「不思議な導き」

時々、聖霊の不思議な力強い導きって、経験する
よねと、交わりで喋り合っていた。
ふと以前の不思議な出来事を思い出した。

結婚して広島へ来る前、独身の時に信仰生活を
送った教会で、とても、お世話になった年配の
婦人がおられた。

私はまだ若い頃で、若い人達と教会学校の奉仕
もしていた。夏休みは、当時クーラーなど無い
猛暑の中で、汗だくになりながら、子供達のた
めの、夏期学校などもしていた。

そんな時、午前中の夏期学校が終わると、
家に呼んで下さって、「私は教会学校のご奉仕
などは出来ないから、この事でご奉仕したい」と、
スタッフ達にお昼を作って、ご馳走して下さった。
暖かい愛情と美味しい食事に、霊肉共に恵まれた
ものだった。

結婚して広島に来たので、もうなかなか会えなく
なった。
帰省も年に1、2回ぐらいで、帰った折りには、
お訪ねしていた。

ある年だった。実家に帰省して、その帰りに、ふと
そのAさん宅をお訪ねしようかとの思いが来た。
しかし、高速に乗るので、Aさん宅は丁度反対方向
になってしまう。

帰って色々する事も山積で、なるべく早く帰りたい。
どうしようかと、迷った。神様、どうでしょう?
どうしましょうか?と祈りつつ。

今日は急ぐし、このまま帰って、次回の帰省時に
お訪ねしたらどうかとの思いが来て、高速に乗る道
に向かった。

近道をしようと、普段と違う道を使って、インターへ。
すると、初めての道なので、突然、方向外進入禁止の
標識が出て来て「え?」 それが、Aさんの家の方向
へ矢印が向いているのだ。

びっくり!祈って走っていたので、これはまさに御霊
の導きと確信。
即、予定変更して、Aさんのお宅を訪ねた。
突然の訪問に、大変喜んで下さって、主に在る恵みの
楽しい交わりの時とされた。

そして、そのすぐ後だった。突然に、Aさんに癌が発覚。
即、手術。術後、面会謝絶で、治療が続行。

落ち着かれた頃に、お見舞いに行こうと思っていたら、
イエス様のもとに帰られたと、突如の連絡を受け取った。

あの日、神様はこれから起こるすべてをご存じで、
最後に会わせて下さったのだと、もう、神様をビン
ビンと感じた。もろなる聖霊の導きだった。

両親も祖母達も天に帰ったが、Aさん共に天で再び
会えるので、慰めがあり、ほんとに主に在ることが
感謝でならない。

by 多恵子