2006年08月23日(水)
  「悪戦苦闘」

Aさん、子供の懇談会で、自分が頼りなげに見
えたのか、「お母さん大丈夫ですか」と言われ、

本当は大丈夫でなく、「大丈夫じゃありません」
と素直に言えばいいのに、心の中で「私は大丈
夫!」と突っ張ってしまった。

子供が夏休みの宿題帳をなくしてしまい、もう
何10時間、捜しに捜した。何度も何度も、捜し
回った。しかし、無い。
その発売元に電話した。すると学校へは販売す
るが個人には出来ないとの事。

又、捜す。が、無い。子供を遊びに連れて行って
やり、子供はもう大喜び。楽しい嬉しい1日を過
ごし、平安で幸せ一杯に帰宅。母子で心が喜びと
潤いで満ちていた。しかし、現実に引き戻され、
子供にも捜させると、どうしても無くて、二人で
暗〜くなって、落ち込んでその日が終わった。

せっかくの楽しかるべき1日を、つぶしてしまった。
とうとうギブアップして、学校に電話した。
すると、購入してあげますよ。もっと早く言って
もらえれば良かったのに、と言われた。

「大丈夫ですか」に端を発した、自分のプライド
をまざまざと見せられた。プライドゆえ、へりく
だる事ができず、言えなかったのだ。子供まで
巻き込んで、10日間もすったもんだの悪戦苦闘。
何10時間の、骨折り損のくたびれ儲けだった。

神様がプライドを砕かれた事が、よーくわかった。
へりくだる事を学ばされ、感謝だった。
全然大丈夫でない自分を思い知らされた。
それだからこそ、神様に頼れる。突っ張った大丈
夫な自分は、決して頼らない。感謝だった。

Bさんと「うん、認めたくない自分、わかる。
わかる」(笑)

by多恵子