2015年06月04日(木)
  「御心の中での試練」

「祈りの中で、導かれて、御心を行なっていたが、
大きな失敗をしてしまった。
落ち込んで、ガックリ来て、心が萎えそうになっ
てしまうが、でも、信仰の試みなんだと示された。

思い通りでない事が起きると、『何で?何で?』
と思ってしまいがちだが、
そうでなく、『何を?』、何を教えてようとして
下さっているのかを問うて行きたい。」


主が「向こう岸に渡ろう」と言われた時に、
弟子たちは、主を小舟でお連れした。

すると、途中で大変な嵐に会った。ベテラン
漁師たちが恐れをなして、身の危険を感じる
大嵐だった。

向こう岸に渡るという御心に従ったら嵐に
会った。
従わずに、岸に残っていたなら、嵐に会わなかった。

しかし、嵐に会うことによって、主が自然界をも
主権を持って支配しておられる、生ける神である
ことを知った。
御心に従わず、岸にとどまれば、嵐に会わなかっ
たが、主がまことの神であることを、経験する事
もなかった。

御心に歩む中で、試練に会うが、その状況で
なければ知る事のできない、主を知ることになる。


よくよく祈って導かれた御心の進路に進んだ
Aさん。
途中で挫折してしまった。どうしても自分と
仕事が合わない。
辛くて、苦しくて、行き詰まってしまった。

仕事の悩みに加えて、もしかして、御心を間違った
のだろうか、この道は御心ではなかったのだろうか、
との思い煩いが来る。

しかし、よくよく祈った結果であり、道が開かれて
御心を確信できた進路であった。

結果的に、御心に従う中での試練であり、
その中で、更なる御心の道が示され、しかし
その進路のために、その経験を通る必要があった
ことがわかった。

その進路が、本来の進路のための足がかりに
されたのだった。