2023年07月07日(金) 「窮地の祈りに答えられて」
祈りについて語り合っていて。 以前、Aさんに、小学中学年の息子君がいて、 学校から帰宅後、ちょっとした事でバトル になり、親子げんかになった。 言う事を聞かない子どもに、腹が立って、 もうカッカして、言い合いになってしまった。 子どもも反抗的になっていて、双方で怒鳴り 合いとなり、すると、子どもが「家出してやる!」 と怒鳴り、怒って家を出て行った。 親の方も、腹が立っていて、何とも思わなかった。 どうせ友だちの家か、公園にでも行くのだろうと、 思っていた。 その内に帰って来るだろうと。 段々夕刻になって来た。まだ帰っていない。 当たりが薄暗くなって来る。陽が落ちて来て、 暗さが少しづつ増して来る。 ・・・・・・・・・・ さすがに、どうしたのだろうと気になって来る。 いつも行く、親しい友人たちの家に電話した。 するとどの子の家にも行っていない。友人の子 たちは皆、家にいた。 何かしら、暗さの加減もあり、どっと不安に襲わ れる。 車を出し、いつも行く公園や原っぱ、お店やら 回る。しかしいない。 どんどん不安が増して、何度もそれらのルートを 車で回り、少し足をのばして捜し回った。 しかし見つからない。そんなに広い地域でなく、 もう捜す所が無い。 街には、灯がともるようになり、もう不安と恐れ に襲われ、パニックになる。 後悔の念で、心が痛んで来る。自分は親で、相手 は子どもなのだから、諭して、教えなければなら ないのに、子どもと同レベルで、けんかをするな どと。 ・・・・・・・ 赤信号で止まった時に、心底から神様を求め、すが り祈った。涙が出て仕方がなかった。 親として間違っていました。どうか子どもが見つか りますように。この身に代えてでもお願いしますと、 切に、心の底から祈った。 青になり、祈りから頭を上げると、何と!その 信号の所に、子どもがいたのだった。 神様に心からの感謝を献げた。 心底の叫びに、求めに、祈りに答えて下さる神様 を経験して、喜びと感謝で溢れた。