2004年08月13日(金)
バイトの中での恵み
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今年にはいって、すぐにアルバイトが与えられた。
夫の知人の職場で、忙しい時期だけ、簡単な資料
整理のような仕事があった。
夫から「知力も体力もいらないから、どうか…」と
言われた。
そうは、言われても、長く家にこもっていたので、
何もできないと不安でしかたなかったが、夫の単身
赴任や、子供の成長で、経済的な必要とともに、有
りあまる時間に押しつぶされそうな気持ちもあった
ので、思いきって引きうけることにした。
バイトがはじまってからは、不安なので朝起きて、
布団の中でまず祈る。デボーションで祈る。職場に
行ったら、行ったでバイトの間中ことごとく祈った。
コピー、宛名書き、お客さんへのお茶出し、昼休憩
の祝福。印鑑押し、書庫での書類探し…。
祈ると不思議にスムーズにできる。コピーもパソコ
ン入力も…。
頼ることで、ますます身近に神様を感じることがで
き、心が平安で一杯になる。
ところが、いったんバイトが終わって家に帰ると、
どっと気持ちが重くなって、ぜんぜん体が動かない。
やはり外に出るというのは疲れるなぁ。と思ってた。
しかしバイトにいるとやはり、自分の内の何かが喜
んでいて、帰るとどば〜〜と重い。この繰り返し。
家に帰る車の中で、じょじょにバイトモードからいつ
もの、主婦モードに切り替わる。夕食のしたくやら、
これからする事に思いをめぐらせながら、まったく神
様にお願モードから、自力モードに切り替わっている
のだった。
ああ、やれやれ!と自力で立ち上がったとたん、から
だは重く、何の感謝も達成感もない、無気力なおまけ
のような時間をすごして一日を終えていた。
頼るということは、なんて幸せなことなんだろう。
いつも心の内が神様に触れて喜んでいる。
わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、
理解を超えた大いなる事を、あなたに告げよう・・・
エレミヤ33:3
何か大きな試練でなくとも、たとえ、かわりばえのな
い夕飯のしたくの中にも、また、とぼとぼ歩く犬の散
歩の中にも、神様を呼び、常に会話していくなら、も
っと豊かな時を過ごすことができたのにと思う。
今、夏休みのような休暇が与えられている。
明日から休みだ!と思った時、ふっとさみしく思えた
のは明日からは、神様、神様としつこく呼ぶ機会が少
なくなるからだったのかもしれない。
by富士子
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