2005年07月21日(木) 「無駄は一つもない」
遠方のいつも励まし合える友からメール。 今、厳しい試練の中にあり、しかし、この事は決して 無駄ではなく、意味があり、目的があり、必ず将来に つながっていると、信じれる事が感謝だよねと、話し 合っていた。 すると、今日のメール。 テレビで、小野田勇さんのドキュメンタリーがあった。 第2次世界大戦 が終わり、フィリピンに取り残された ままとなり、ルパング島で発見された元日本兵。 終戦を知らないまま、30年近く、ジャングルの中で兵 隊のまま、生存。20代で召集され、50代になって、 日本へ帰還。 1年後、ブラジルへ移住。日本では様々なあつれきが あり、自由に過ごせず、牧場を開拓。今は日本の子供 達のために自然塾を始めて、ブラジルと日本の往復。 インタビュアーが小野田さんに質問。「戦争があって、 フィリピンへ送られ、戦後もっと早い時期に救出されて いれば、人生を無駄にしなかったと、悔しい思いはない ですか?」 「よく人に聞かれますが、そういうの、無いですね。フィ リピン時代がなければ、こうだったのにとか、私自身 はそういう後ろ向きに考えることが嫌いです。いつも、 その時々に与えられている事を一生懸命する、それ だけです。」 友が、ましてや神様を知っている私達は、もっとそう ありたいよね、と。 人生に無駄は一つもない。今、わけがわからない、ど うなっているのかもわからない、真っ暗な、トンネルの 中だとしても、これが、決して無駄でない、これがあっ たゆえに将来につながる事、それがわかる事は、救い であり、希望、力だ。 全く見えないけれど、神様を信じて行こうと、思える。 友との祝福の交わりに感謝!! by 多恵子