2022年07月04日(月)
  「ゆだねると、主が働かれ〜」

当時のことで、印象深い出来事があった。

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Aさん出席の当時、皆が皆、試練のまっただ中
だった。

莫大な借金の返済、経済的苦境、夫婦の問題、
育児の悩み、介護の悩み、辛い対人関係〜

全員が半端無い、厳しい試練にあった。

集会に集まっては、まず、苦しみ、悶々を吐き出した。

もう、いっぱい、いっぱいで、胸の内の大きな重い
かたまりを、まず吐き出さないと、とても御言葉が
入らない。
大泣きしながら、わめきながら、苦しい辛い胸
の内を、いつも吐露していた。

出し尽くすと、御言葉が渇いた心に、スポンジが
水を吸い込むように、御言葉が入って行く。

いつも、そのように集会をしていた。

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ある日、その集会に、突然、一人の新来者が来
られた。
都合で、その日だけ、教会に来れるので、来ましたと。

皆で、大歓迎した。


その新来のCさんは、その日だけとの事だったので、
わかりやすい、初めての方向けの聖書のお話に
変更しようと思った。
とにかく、御言葉をお伝えしたく思った。

しかし、皆は、いつものように大変な重荷を抱え
て来ている。

初めての方に対応すべく、どうしようかと、主を
仰ぐと、皆の抱えている重荷のために、祈ろう
との思いが与えられた。

でも、初めての方は、祈りもわからないし、どんな
ものだろうとの思いも。

しかし、皆の悶々に、祈らずにはおれず、
Cさんに、了解を得ようと、聖書のお話の前に、
ちょっと祈りの時を持ちますが、よいですかと。

Cさんは、どうぞ、どうぞ、と快く承諾。
それで、その場を、主におゆだねして、

少し待って頂く感じで、その日は吐き出す時間
が無い分、何もかもを、祈りに込めて、切なる
心底からの祈りを、皆で心一つに献げた。

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祈り終えると、そのCさんが

「横でお祈りを聞いていて、涙が出て来ました。
胸がいっぱいになりました。心にしみて、涙が
止まらずでした」と言われ、びっくり!

御霊が働かれたことを、もろに感じた。

Cさんは、「今日しか来れなかったですが、本当に
来て良かったです。聖書を読もうと思います」
と帰られた。

お委ねする時に、主が働いて下さることを
また、見せられ、感謝だった。