2005年11月09日(水)
  「今日一日だけ」

いっさいを委ねて生きておられる69才のAさん。
年金では足らず、貯えなく、体力の要る重労働の
仕事で身体もいつまで続くかわからない、そのまっ
ただ中で、全く先を煩わず、今日の一日を、今を、
喜んで生きておらえる。

お手本、見本、委ねる事の視覚教材で、ほんと
に私の心にもずっとある。

今日だけ、精一杯生きれば良いのだ。明日以降
はいっさいお委ねで。

だって、神様がおられないなら、しっかり思い煩わ
ないといけないが、神様が「何も思い煩うな」「委ね
よ」「明日を心配するな」と言って下さっているのだ
から。

今、デボーションで列王を読んでいるが、昨日も
読んでいた箇所で出て来た。
アハズヤ王が病気になり、使者に、「バアルの神
にこの病気が直るかどうか、伺いを立てるように」
と言った。
すると、主の使いが彼らに言えと、エリヤに告げた。
「あなたがバアルの神に伺いを立てに行くのは、
イスラエルに神がいないためか」

何か思い煩いって、すごく神様に失礼で、不信仰
で、「思い煩うのは、イスラエルに神がいないため
か」と同じだなと。

Bさんが、子供が学校で、クラスでギクシャクして
いて、辛くて休んだり、早退したりをしている。
段々受験も近づくが、悩みで受験勉強も全く手に
つかず、更に思い煩いとなり、もう子供がパニッ
ク状態。
わけわからない状態になり、何も出来ない。

その朝、Bさんが「明日の事は考えるま。何も
考え無くてよい。とにかく今日の事だけ考えた
らよい。今日一日だけ考えよう。

「目の前の問題にどうして行けばよいのか。
まず、学校のギクシャクに対して、自分の気持
ちは、気持ちとして、きちんと先生に伝えよう。
そして、今日一日だけ考えてするべき事をし
よう。」
そうすると、子供が冷静になり、「学校へ行く」と
言った。「先生に自分の気持ちを言う」と。

今日一日の事だけ考えたら良いなら、パニック
から守られる。今日一日の荷なら負える。
負えるだけの荷しか、与えておられない。

今日一日だけ生きる事の力を、教えられる。

“だから、あすのための心配は無用です。
あすのことはあすが心配します。労苦は
その日その日に、十分あります”マタイ6:34

by 多恵子