2006年02月08日(水)
  「すべての道筋に心が」

すべての道筋に、神様のご計画とみこころが。
入試の季節。子供さんが残念ながら不合格だったAさん。

「当日、子供がダメだった、出来んかったと言って、帰って
来て、自分自身も気にしないと思ってたが、不合格通知
を聞いたら、やはり悲しかったです」

すぐに次の受験の手続きが必要。学校へ行かねばなら
ないが、子供に会わないよう、そろうっと、授業中を見計
らい、職員室へ。
同じようにそろうっとの父兄がおられ、ああ同じ方なんじゃ
のうと思いながら。

何か心が暗く落ち込んでいる。今日はこの後、自宅に婦人
方を交わりに招いていた。今、心身大変な婦人がいて、少
しでも励ましになればと。
しかし、自分がこんなじゃあ、励ましどころか、余計沈ませ
てしまうのでは。神様何とかして下さい、助けて下さいと心
の中で祈る。

沈んだ暗い気持ちで、ガラッと職員室を開ける。手続きの
書類を記入。すると、すべて次の手続きを済ませた時、
突然、心が解放された。

そして、不思議な事に、心が変わり、すぐに合格ではなか
ったけれど、この子にとっては、それが、曲がりながら行く
事が、良い事になるんだ、成長になるんだと思えた。

二つの道があって、曲がり道の方へ行く事になったが、この
子にとってはそれが益となり、今はわからないが、最善なの
だと思えた。
そして、この子に、一番ふさわしい所が一つすでに神様に
よって備えられている事が信じれた。

すると、心が明るくなり、平安になり、入って来る時の戸の
「ガラッ」と180度変わり、喜びもって意気揚々と「ガラッ」と
戸を開いて出れた。

門をそろっと入ったのは、子供の事を思ってもあるが、その
底に、自分の体面もあった事に気づかされた。

心が解き放たれて、午後の婦人方との交わりが、明るく楽し
く持てて、喜んでもらえて感謝だった。

“人の道は主の目の前にあり、主はその道筋のすべてに心
を配っておられる”箴言5:21

人生のすべての道が、主の目の前にあって、みこころの
通りに、最善の道に導かれ、すべての道筋に配慮して
いて下さる事に感謝。

by 多恵子