2025年10月01日(水)
  「肉の自分を通した結果・・-」

Aさん
田舎から柿が送られて来た。仕事をしていて、
毎日忙しい。柿の段ボール箱を見ながら、
開く余裕が無かった。

時間に追われ、毎日、柿があるな〜と見なが
ら、開けることもできず、日が過ぎた。

段々、匂いが出て来て、日も経過し、いよいよ
どうにかしなければと、ついに段ボールを開けた。

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もう熟していて、限界だった。勿体無いし、とう
とう意を決して、柿をむき始めた。

時間がかかる。夕食片付け後に、始めたので
遅い時間になっている。

しかしやってしまおうと、もう深夜だ。

1時頃、起きた夫が、台所に来て、「何をやって
るんだ。明日仕事だろ。明日にして、早く寝なさ
い」と言った。

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だが、夫の言うことは聞かず、聞き流し、ジャムに
すべく、続けて作業をした。

もう未明になって来た。台所は、散らかり放題で
ひどい事になっている。

早朝出勤の夫が、起きて来て、状況を知った。

夫婦の間に気まずい空気が流れ、ぎくしゃくした。

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疲れ果て、ふらふらで、夫の弁当も作れず、
途中で購入してもらうことに。

自分も、へとへとクタクタに疲れ、夫と気まずく、
夫との仲が重苦しく、弁当も作れず、秩序がガタ
ガタだ。

平安が全く無かった。

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自我を通した結果だった。夫が、身体を心配して
言ってくれた気持ちも、踏みにじった。

柿ではなく、夫の気持ちに沿って、従うべきだった
それが御心であったとわかる。

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一見、柿は悪いことに見えないが、自分を通し、
自分の思いを通して行く、強固な肉を見せられた。

これが自分なのだと。

神様に悔い改め、夫に謝り、平安が戻った。

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尚、柿はそのままなら、ツルンとすべりジャム
にならなかった。

徒労であった。


神様の秩序をはずれると、すべてに害を
及ぼし、何の益にもならないことを学んだ。