2016年04月02日(土)
  「祈りの交わり」

ハンナの祈りを学ぶ。

子供が欲しいが与えられない状況に、悩み、
苦しみ、悶々とする。

当時は不妊は神様に祝福されていないとの
迷信があったため、非常に辛かった。周囲の
白い目が心に突き刺さる。

また夫がハンナの方を愛していたため、激しい
嫉妬で、いじめの攻撃をしてくるぺにンナの存在。
陰湿ないじめに傷つき泣かされた。

夫は「なぜ泣いているのか。あなたにとって、私は
十人以上の者ではないのか」とは、全く何の慰め
にもならない。

逆だ。私にとってあなたは十人以上の者なら
わかるが。夫にも苦しい気持ちはわかってもらえ
ない。

一番苦しかったのは、神が祝福していて
下さらないのか、ということだったかも知れない。

被害者に思われるハンナにも、ペニンナへの
妬みや羨ましさ、傷つける者への憎しみ、表
には出さない、ドロドロの感情があったろう。

でも、そんなハンナは、決心した。主にとことん
向き合い、祈り、心の底を注ぎ出し、祈りに
持って行くことを。

心の何もかもを吐きだし、感情もぶつけ、激しく
泣き、不安、怒り、悲しみ、煩い、嘆き、叫び
何もかもを包み隠さず、主に持って行った。

そして祭司から「安心して行きなさい。その願いが
叶えられるように」との御言葉を与えられ、
心は、すっきりし、平安になり、解決へと導かれた。

Aさんが
「私は、祈る時、飾らないよう気をつけています。自分
の気持ちを自分で確認できるよう、声を出して祈ります。

しかし、まずその飾らない祈りにつく事がなかなかできず、
ウロウロします。難しいです。

でも、ウロウロしていると、神様が招いて下さって、
ようやく祈りにつけます。

心の様々な思い、憎しみや妬みやドロドロを持って
行くので、また逃げだしたくて、ウロウロします。

でも、神様はずっと招いて下さって、祈り始めると、
心の底にある寂しさや孤独があらわにされ、気づきを
与えられます。

ドロドロの罪があるにもかかわらず、祈り終えた時、
心がすっきりします。平安にされます」


心を注ぎ出して、吐き出して、どんな時も、何が
あっても、主との交わりにより、生かされて行く。