2019年10月01日(火)
  「瀬戸際で」

瀬戸際の叫びに、祈りに主が答えて下さることを見せられ、
励まされる。

Aさんが、親族の事情で、遠方からこちらに引っ越されて来た。
ただ一人のご家族が、施設からの転所がかなわず、離ればなれ
のままだった。

何とか近くに転所をと、いつもいつも涙ながらに祈っておられた。
心が痛んで、痛んでと。遠方でちょっと訪問というわけにも
行かず、会うことができない。

申請も出しているが、幾らたっても、かなわず、日にちがどんどん
過ぎる。
会う度に、涙で祈られていた。

かなりの日数が経た頃、あれほど願いに願っていたAさんが

「近くへの転所が、もし主のみこころで無いのなら、それも
受け入れます。もし離れたままが主の御心なら、受け入れます。
それでも構いません。すべてを主にお委ねします」と涙を流して祈られた。

あれほどの心の底からの願いを、明け渡されたことに、献げられたことに
驚き、本当に恵まれた。握りしめていたものを、主の手に渡された。


すると、何と!、その週に、転所の連絡が来た!!
もうびっくり!!し、主に委ねることの、幸い、祝福を目の当たりに見せられた。

今は、転所が実現し、喜びと安堵の中におられる。



Bさんも、やはり瀬戸際に立たされた。

“彼らは涙の谷を過ぎるときも、そこを泉のわく所とします。初めの雨も
またそこを祝福でおおいます”詩篇84:6

試練の“火の中、水の中”を通り、“涙の谷”を通った。
これ以上無いほどの、辛い苦しいところを通った。

一日の内に、一人になる時間があり、そこを祈りの時間に決めていた。
その時間には、とにかく涙が止まらず、号泣となり、苦しみ悲しみを
主にことごとく告げて祈った。

毎日毎日、幾ら泣いても泣いても、涙は枯れず、止まらない。
主に聞いて頂いて、主との交わりによって、支えられていた。

そんなある日、もう限界だと、主に祈っていた時に、ふっと目を上げると
空に虹が。それも大変珍しい二重の虹!!

主だ!はっきりと、主の答えとだと感じた。どんなにか慰められ、力づけられた。
新しい力が与えられた。主が必ず良くして下さると、心平安にされた。

そして、時を経て、その試練は、見事に解決を与えられた。
平安と素晴らしい喜びへと成就を見た。

瀬戸際には、特別に主が近くいて下さる。