2022年01月04日(火)
  「わたしの霊があなたがたの間で働いている」

年数を重ねる中で、集まる人が増えて行った。

その30名位で満員の、一軒家会堂を何とか工夫して、ギリギリで
35名収容だった。

一時期は入れなくなり、コンクリートの玄関に、新聞を敷いて
座る人や、外で車のラジオで電波を飛ばして聞くよう
になった。数台の車が並んだ。

集会最後の招きで、外の車でメッセージを聞いていた人が、
招きの最中に、ガラガラと、玄関を開けて入って来て、前に出る
というユニークな光景もあった。

クリスマスや創立記念日や行事の時は、他の広い会館を
借りて行なうようになった。

年を経て、段々、集会場所を考えなければならない時期に
なって行った。

3案の選択肢があった。
・新会堂建設
・平日の集会はまだ間に合うので、日曜だけ広い場所を
 借りる。
・牧師家族が別に住んで、とりあえず2階も全部使う。

う〜ん、う〜ん、どれが良いのだろうか、という感じだった。

新会堂建設は理想だが、億単位の費用は大変なハードル
に思える。
出来たらいいだろうな。ベストだろうな・・。

「子どもが生まれようとするのに、それを産み出す力がないの
です」 そんな感じに思えた。

何か、引き金となる力が必要だったようだ。
そんな時に、他教会の無名の方から、多額の新会堂指定献金が
届いた。

教会がざわついた。

これはその方の志に報いなければ、その方が、おじいさんかおばあさん
になってしまうとの意見が出て、一挙に皆の流れが、新会堂へと傾いた。

それで、まず全員で、新会堂建設の御心を求めることになった。
御言葉から示されるように。
また、御言葉がわからない方は、御心が示されるよう祈ろうと。

2ヶ月ほど祈った結果を、御言葉を与えられた人々は提出した。

それをまとめた時、皆、御言葉の箇所は違うが、建設で一致した。

そこから係も決め、具体的に動き出した。
土地探しが開始して行った。


後に、振り返る時、御霊が、教会を力強く導いておられること
を目の当たりに見る。