2023年07月01日(土) [よくなりたいか。」
Aさんが話してくれた。 Aさんは、以前からのトラウマがあり、時にうつっぽい症状 になった。しかしそれは重くはなく、薬を飲むほどでも 無かった。しばらくするとと、回復し、時折り起きる波の ような感じだった。 その時は、家事も育児も何もできず、ただ横になって いた。気力がなえて、失せて、とにかく起き上がる 事もできなかった。 朝から晩まで布団の中から出れなかった。何も出来 なかった。夫が仕事をしつつ、子どもたちを見てい た。子どもが小さい時は、大変だった。 それは信仰を持った後も、続いていた。少し日が たつと自然におさまって行っていた。 その事を祈りに持って行き、祈っていた。 その中で、御霊の気づきを与えられて行った。 確かにトラウマがあり、そこから何かが起きると、 それが原因となって、うつっぽくなっていた。 現に確かに、傷によるものがあったが、それは事実 だが、そこに肉が乗じて、頑なな自我があって、 そこにいるのが、肉が、楽で心地良い、自分の弱さで ある事に気づかされた。その通りだと思った。 夫とうまく行かなくなった時に、そこのところを 指摘され、ほとんどの負担が夫にかかっていたと。 その通りだった。 自己憐憫の殻に、逃げ込み、そこは本当に楽だった。 ずっと甘んじていた。 自分の肉を、自分ではどうにもできず、主に祈って いた時に、ベテスダの池の38年、病にいた人に 「よくなりたいか」と主が声をかけられた。 主が同じように、自分にも「よくなりたいか」と み声をかけて下さっていることがわかった。 迫って来た。 「よくなりたいです」と答え、弱さをもったありの ままの自分を、主にゆだねた。 その時から、自分が変わったことを感じたと。 時に失敗もするが、心の底に静かな川のように平安 が流れていて、それが決して無くならないのだと。 そして遠方で、歳月をへて、中高年と年を重ねて行き、 交わる機会があった時に、ふと、 「Aさん、昔、布団から出られなくなって、悩んで いたいたのは、良くなった?」と聞くと、 喜びに満ちた快活な表情になり、 「あれは、完全にいやされたよ!!全く無くなった。 『よくなりたいか』と問われ、『よくなりたいです』 と応答しただけなのに、 その通りに、本当にいやして下さったよ。神様すごいね!」 主のみわざ!!!