2006年09月08日(金)
  「祈りの力」

教会の歴史を振り返り、自分の過去も振り返っていた。

宣教師さんの教会だったので、信じたらすぐバプテス
マで違和感がなかった。
信じて、1ヶ月後にバプテスマを受けた。

でも、絶対に出来ない事があった。それは「献身」。
自分の将来も、自分のプランも、自分自身をすべて
渡すことなど、絶対に不可能だった。

自分のプランがあったし、自分の思い通りに生きた
かった。それを捨てるなどと考えられなかった。
神様は信じているが、自分の計画通りに生きたか
ったのだ。

「献身」に対して、「ノー」「無理」との答えを出
していた。
それが何で出来たのだろう。段々、神様のことがわ
かってきた事があるかも知れない。
神様には私に対する計画がおありで、生涯の道を
すでに決めて下さっていること、賜物の人生が用意
されていること、信じるだけでなく、生涯従って
行くお方であること、そういう事が少しづつわかっ
て来る。

しかし、自我もある。自分の計画を放せない。
神様は決して無理じいされない。

結果的に献身できたのは、宣教師の先生の祈りだった。
救われた時から「あなたの献身のために祈っています」
と祈り続けて下さった。

ある時は、「特にこの2週間、あなたの献身のために
特別に祈りました」こんな事が度々あった。
祈って下さって悪いなあと思うが、でも、生涯を明け
渡すことが出来ない。どうしても出来ない。

結局、救われて4年半後、生涯を神様に明け渡した。
ギブアップだった。無条件降伏。
すると、伝道者の道に導かれた。自分では思っても
みなかったことだった。

献身できた背後に、宣教師先生の「祈り」があり、
祈りゆえに、できたのだなあと。
救われた時から、ずうっと祈り続けて下さったその
祈り。改めて「祈り」の力をひしひしと感じた。
「祈り」は人を変えることが出来る。

神様に、宣教師先生に感謝!!
今、その先生は天に帰られ、主のみもとで安らいで
おられる。
by 多恵子