2007年09月09日(日)
「愛している」
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9・11から6年目だ。
「ユナイティッド93」の映画を見た。
ほとんどドキュメンタリーみたいな映画だ。
2機がWTCに、1機はペンタゴンに突っ込んだ。
4機目のUA−93便は、テロリストの目的を達し
ないまま、ペンシルバニア州シャンクスヴィルに墜
落した。
サンフランシスコに向けて、いつものように離陸
した93便に、4人のテロリストが搭乗していた。
トイレで爆弾を装着し、パイロットを殺害し、コク
ピットを乗っ取る。飛行機がハイジャックされた。
混乱の中で、乗客たちは携帯で家族と話す中で、
3機の自爆テロを知った。それらがターゲットに命中
したことを。
自分たちの乗っている飛行機も、自爆テロが目的だと
悟る。家族に電話で別れを告げる人、祈る人・・。
こちらの方が人数は多い、何とかテロを阻止しようと、
乗客たちが立ち上がる。武器になるものを集め、体格
の良い男性たちが先頭に立ち、乗客皆でコクピットへ
なだれ込もうと。
以前に「レッツロール」の本を読んだ。
「このまま多くの犠牲者を出していいのか」乗客乗員
らは立ち上がり、阻止すべくテロリストたちに猛然と
立ち向かった。
それは乗客の一人、トッド・ビーマーのかけ声が合図
だった。「レッツ・ロール」(さあ行こう)との。
コクピットになだれ込み、操縦桿を取り戻す。しかし、
「高度を上げろ」「だめだ、上がらない」「上げろ」
「だめだ、上がらない」
どんどん降下し、目の前に迫り来るペンシルバニアの
大地。突然、映像が消えて、画面は真っ暗になる。
ペンシルベニアに墜落し、テロリストの目的を阻止した。
乗客乗員は全員亡くなった。
ホワイトハウスへの激突をとどめ、更なる大きな犠牲
をとどめた。
身代わりの死、十字架を思い、感動した。
もう生存不可能で、自らの死を悟った一人一人が家族へ
電話をする。極限状態の、その最後の言葉が、みなが
みな「愛している」だった。
「いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。この中で
一番すぐれているのは愛です」Tコリント13:13
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