2009年04月05日(日)
  「祈りの力」

癌で、延命治療の期間も過ぎ、いつどうなっても
おかしくない Aさん、寝て体力温存して、教会へ
来て下さっている。

ミラクル!奇跡!!だ。

医師に「私、いつまで生きるんでしょうねえ?」と
聞くと「どうなんでしょうねえ??」と医師の答え。

「こっちが『どうなんでしょうねえ?』ですよねえ」と。
大笑い。
今日か明日かの命なのに、大笑いができる。
ミラクル!だ。

「全然不安も恐れも無いんです」とAさん。
「まあ、不思議の中にどっぽり入れられている
感じで、神様なんですねえ。もう安らかで、安らかで。
心配も全く何も無いんですよ。

食事も美味しいんですよ。今日か明日かというのに
食べられて、元気になって来てしまって。
上半身半分癌があるんですよ。何とも不思議です。」
とニコニコ笑顔。

何かもう、Aさんを通して、神様の栄光が輝いてる!!

何だかほんとにお元気で、集会後も長時間話して
下さる。夫Bさんが、そろそろ帰ろうかと促されるほど。

「突然、余命1ヶ月の宣告を受けて、その時はもう
青天のへきれきで、もう、涙が出て涙が出て、涙が溢
れ出るばかりでした。

事態は極めて深刻で、死の恐怖、癌の恐怖、痛みへ
の恐怖と、もう精神的に追い詰められました。

本当に絶体絶命、断崖絶壁でした。それより、何より
明日、生きて目が覚めるのかが、それが実際問題で、
現実で、寝る前に、夫に言い残した事は、何かないか
といつもそれでした。

もう恐くて、恐くて、このまま寝て、翌朝は死んでいる
のではと。

『明日、目が開きますように』が、これが切実な思い
でした。
生まれて初めて、クリスチャンである夫の神様に祈
ろうと思ったんです。そして、毎晩、「神様」と祈り
ました。そして、翌朝、ちゃんと目覚めて「神様、
有難うございます。目が開きましたと、そんな毎日
が始まったんです」

Aさんは、40年来の熱心な熱心な○教信者さん。
ずっと信心し、拝んで来られた。

「その時、何で、その○教でなくて、夫さんの神様
だったんですか?」

Aさん「○教は全然頭に無かったです。人間ギリギリの
限界に来た時、頼りにならないとわかってるんですね。

それで、夫のあちこちの知り合いのクリスチャン方が
祈って下さってたんです。
あっちでも、こっちでも、遠方のあちこちでも、数え
きれないほどの方々が。

夫はベース勤務なので、転勤でアメリカへ帰った
多くの方々が、行った先の、それぞれの教会で
祈ってるからと。

日本人の教会でもあちこち祈って下さってて。
だから、だったと思います」

ああ、クリスチャンの真実と愛に、Aさんは心動かされ
られたんだ。

夫と私が病院に、Aさんを訪問した時、はっきりと
イエス様を受け入れられた。

結果的に見たら、その後、どんどん食欲が出て、
癌はそのままだが、点滴でなく、食物が入るので
身体に力が出て来られた。
「まあ、あれから、食事が美味しいんですよ」
神様のみわざ。ミラクル。

「それでね、毎回診察の度に、検査結果と余命○○
日との書類を貰うんですよ」

「それをしばらく貰ってる内に、何だか死なないから、
医師もキョトンで、あれ?! で、もうその余命○○
の紙をくれなくなりました」(笑)

余命1ヶ月で入院した時、すぐに夫の教会のアメリカ人
宣教師が来てくれて、『人の寿命を決めるのは医師では
なく、神です』と言われた。

その時は、全く意味がわからなかったが、本当にそうだ
と実感します。その内、もう退院を言い渡されて、
医師も、??ハテナ、ハテナ?なんですよ(笑)

医学を越えた、理屈を越えた中に、今、現にいます。
人の命は神に握られていると、真に実感します。」

「もういつどうなっても、天国へ行けること、夫とまた
会えること、皆さんともお会いできること、本当に
感謝でなりません。有難く、嬉しいです」

本当に、今日か明日かの命というAさんが、
生き生きとしておられ、満面の笑みで、輝いておられる。
ミラクル。

神様はすごいとしか言いようがない。

夫Bさんが、もう祈って祈って祈って祈られた。
あちこちの大勢のクリスチャンが祈って下さってる。

その「祈りの力」を見せられた。