2004年09月01日(水)
  「雨がとどめられた」

この日曜、教会は設立23周年記念集会だった。
教会23才のバースディだ。

食事交わり会で、昔の思い出を語り合った。
ちょうど、台風がこちらに向かっていたが、もう
10数年前のこと、当時、教会学校で毎年1泊2
日のテントキャンプをしていた。自炊だ。

40数名の参加。テントを7ケぐらい張る。まず
ほうきと、かまを持って、一帯の小石を取り除き、
草を刈り、整地から始める。いつも暑い中の作業。

教会学校のクラスをし、夕食準備をしている横で、
真っ暗になるまで、男性陣がテント張りをする。

だいたい、陽が落ちる頃、すべてのテント張り終了。
一晩寝て、翌朝になると、子供達のクラスをしてい
る間に、撤去作業。お昼過ぎの帰宅準備にちょうど
間に合うという、大変な作業だ。

枯れ木を集めて、給食用ほどの、大きな鍋持参で
食事作り。一つの軽自動車、丸ごと食料運搬だった。

すぐそばは川、子供達はもう大喜びではしゃぎ、
遊び回る。婦人方は日帰りで、食事の手伝いに来て
下さったり、のどかな自然の中で、わいわいと和やか
で楽しい交わりだった。

そんなある年だった。何もかも準備万端、大量の食
料に鍋類、調理器具、テントに寝具、かま、薪類、
会堂は荷物で埋められ、翌日の出発に備えていた。

翌日キャンプというのに、その夜、台風の影響に
よるどしゃ降りの雨、天気予報では翌日も大雨と
の事。
何より子供達が、それは楽しみに待ちわびている
キャンプ、それに、すでに購入した大量の食料に、
生鮮食品が・・

神様はキャンプの日時をすでにご存じであり、用意
も導いて下さった。台風も雨も支配しておられるお
方、雨がとどめられるように、祈ろう!!!

夜には、教会学校スタッフのAさんが心配して、
「祈りに来ました」と大雨の中、教会へ来てくれた。
スタッフ達皆も心配して電話がかかる。

外は、屋根を叩きつけるような豪雨だ。天気予報も
雨だと言う。しかし、すべてを支配しておられる主
に祈り始め、教会でも祈り、教会の兄弟姉妹方も祈
ってくれた。

雨乞いの逆、雨をとどめて下さるように。祈りに祈
り、その日2時頃まで祈り、すべてを主に委ねて寝た。

豪雨のその翌朝、目を覚ますと、何と雨が止んでい
る!!!うっすら日射しが見える。皆で見た神様の栄光
だった。

キャンプの間中、全く雨は降らず、すべて予定通り、
無事キャンプが出来た。主の暖かい眼差しと守りの
中での忘れられないキャンプだった。

そして、テント撤去をすべて終了し、片づけも何も
かも終え、車に分乗、走り出した途端だった。再び
雨が降って来た。大雨になった。

子供達も、皆で「わあ〜!神様だ!神様だ!!神様
すごいー!!すごいー!!」
忘れられない思い出だ。
by 多恵子