2005年11月01日(火)
  「委ねて生きる」

69才のAさん、夏に教会へ来られる時、倒れて
救急車で運ばれた。
「暑さと疲れだったのか、今は元気です」と。

ご主人は10数年前に亡くなられた。年金では
足らないので、清掃と介護の仕事をしておられ
る。
介護も、ハードで体力が要って大変。老・老、介護
になると笑っておられた。でも、元気で介護させて
貰えることが有難いと。

清掃をしていた会社が倒産。介護だけでは足らない
が、なかなか次の仕事が無いと。

「祈りましょう」「はい、お願いします」と爽やか
なお顔。
「思い煩いが全然無いんですよ」と明るいお顔。
「神様と出会って、もうほんとに感謝で感謝で。まあ、
不安も全く無くて。」

61才の時に教会へ初めて来て下さった。
以前から何度も教会のチラシが新聞に折り込まれ、
メッセージが心に響き、行きたいと思ったが、日曜
が仕事でずっと行けなかったと。

リストラになって、教会へ来れましたと。
神様を信じられ、聖書の言葉が心の底にとどまると。
捜しても捜しても、職が無い時、「あなたがたの
うちだれが、心配したからといって、自分のいのち
を少しでも延ばすことができますか」の御言葉が
心底、そうだ!と思え、心配するのを止めましたと。

すると、全く思い煩いが無くなって、職の無い間も
何やかや与えられて、守られていますと。
その時も、もう皆で、Aさんすごい!!と恵まれて、
恵まれて。

「神様が『思い煩うな』と言って下さるし、『委ねよ』
と言って下さって、まあ、ほんとに必要は与えられます
しねえ。身体も守られて、感謝して喜んでます。」

先の事を、全く心配しておられない。老後の事も、
身体の事も、経済的な事も、全く。

先ではなく、今、元気で働ける事を感謝して喜ん
でおられる。

Aさんを見ていて、神様に委ねる事、思い煩わない
事、目の当たりに見せられる。すごい!!

明日は思い煩うな、いっさい神にゆだねよ、と
言われる神様に、委ねよう。

by 多恵子