2006年08月13日(日)
  「永遠の腕が下に」

遠方の主にあるAさんから便り。

離婚を通った姉妹だ。岩国からアメリカ転勤になり、
アメリカの教会の日本人集会で婦人達を導いた。
アメリカでは、離婚寸前や離婚した人々や、夫の暴力
や虐待、想像を絶する苦しみにある人々ばかりだった。

余りの姉妹達の苦悩を前に、Aさん「苦しみがわかっ
てあげられない。自分も姉妹達の気持ちをわからせて下
さい、試練を下さい」と祈ったと。

ご主人の不貞で離婚になった時、ワーワー大泣きで「あ
の時祈ったから、神様に感謝できる。姉妹達の気持ちが
今わかる。彼女達がどんな思いだったか」と電話口で泣
きじゃくった。何と言ったらいいのか。

Aさんすごいなあ。祈ったからというより、神様はこう
なる事をすでにご存じだったから、あの祈りを予め与え
て下さったんだよね。

離婚が決まった日々、何もできず、朝ベッドに起きて、
ひと息吸うのがやっと、何の気力も無かった。

しかし、主が少しづつ少しづつ力を与えて下さり、時間
をかけながら、心を癒して行って下さった。
保育士の仕事をしつつ、子供を育てた。その仕事は子供
達に神様のことを自由に語れ、祈って上げることもできる。
祝福と喜びが与えられた。

そんな中、将来の事を祈る祈りの中で、心にしっくり
来る平安のあるライフワークが導かれた。老人介護だ
った。今、その資格取得のため勉強中だ。

学校へ行きながら、生計のために複数のバイトをしな
がら、ある時は朝3時からの新聞配達をしながら、
主の御手に支えられて、喜びと平安の生活が与えられ
ている。主がおられる限り、どんな状況でも生きて
行ける。

「その人は倒れてもまっさかさまに倒されはしない。
主がその手をささえておられるからだ」詩篇37:24

子供が高校卒業後、神学校へ行く決心をしたそうだ。

by多恵子