2007年07月09日(月)
  「幸せとは」

先日、Aさんが
「ちょっと目の手術をしました。術後、見えにくい
ですが、大丈夫で、段々良くなるとの事です。

手術をするまで、生まれて来て今まで、目が見える事
など全くの当たり前でした。当たり前としか思った事
がなく、目が見えることが、こんなに恵みで感謝であ
る事を初めて知りました。

恵みが全く見えていないんですね。悪くならないとわ
からないんですよね。でも、気づけて本当に感謝です」

孫が、風邪で40度の熱が出て、1週間かかってやっと
平熱に。熱が下がった途端、頬が腫れて、おたふく風邪
と思いきや、耳下腺の腫れで、しばらくすると引いた。

引いたと思うと、次は咳込み出し、どんどん咳がひどく
なり、病院へ行くと、喉頭炎と。
同時進行で下の子が、おむつかぶれ。ちょっと痛そうな
ので一緒に連れて行くと、菌によるかぶれだとか。

次から次へと大変だが、しかし、これが某カンボジアな
らどうなるのだろう??
すぐそこに病院があり、熱だ、腫れただ、咳だという度
にすぐに行ける、こんな感謝な、有難い事はないと、も
う感謝の方が先に立ち、感謝に溢れる。

N宣教師が、奥地の教会に見学に行くと、医療、教育
は無く、もし急病や何かがあった場合、そこから首都
まで大河メコン川を渡り、8時間。しかし、首都に行
ったとて、医療レベルが低く、らちがあかない。

じゃあどうなるのか。そこの人達は諦めるのだそうだ。
寿命がそこまでだったと。皆で「ええっー!」と、
しーん。余りにもシビアで、ショックだ。

「無い」時に初めて知る、恵み。朝起きて、普通に生活
できている事が、どんなに恵みで感謝な事か、健康を失
って知る。

何の変哲もない日常、平凡な日々が最高の幸せという。
よくドラマで、犯罪に手を染めた人の、幸福な昔の回想
シーンが出て来る。それが決まって、家族団らん、皆が
笑っている。それが幸せなのだ。

平凡な日常が最高の幸せ。だいたい気づいていなくて、
当たり前。
恵みの一つ一つに気づけたら、どんなに感謝が満ち、
溢れるのだろう。