2008年11月09日(日)
  「心配無用」

身近な、色々なところから、今回の金融危機の
影響を聞く。
「職場で今からリストラになって行きます。今の
部署の派遣の人々はすでに解雇になりました」

「来年はリストラを一応心の内で覚悟しておいて
くれ、と主人に言われたんです」

「数ヶ月前まで、めっちゃ忙しくて土、日も出勤
だったのが、もう仕事が無くて、土日も家にい
るし、ずっと残業だったのが、定時退社になった
んです。

いろんな返済があるので、それが主人が、もの
すごく落ち込んで、暗いんですが、私は神様が
おられるから、大丈夫、どうにでもして下さると、
心がまるっきり平安なんです」

「ずっとものすごく忙しくて、残業の無い日は無か
ったのが、仕事が無くなって、定時退社なんです。
でも、家族の時間が与えられて、身体も過労から
守られるし、感謝です」

この日曜のメッセージが「思い煩い」に関して
だった。

思い煩いの原因が、地上に宝を蓄えようとする
事から来る。無くなる事の不安、恐れに襲われる。
そして、地上に宝を蓄えようとする時、心の目が
塞がれる。

目が地上に向き、地上の事しか考えないので、
心の目が曇り、真の光が見えない。キリストが
見えない。

空の鳥を見よ、野の百合を見よ。
空の鳥を養い、野の花を美しく装わせ、神が
すべての必要を与えて下さる。
罪の問題にも、解答を与え、物質的にも、
霊的にも、すべてが備えられている。

思い煩わずに生きるためには、まず神を第一
にして行くこと、神のお心に従って生き、
神との正しい関係を保つこと。

そして、明日の心配はいっさいしないこと。
今日の、この一日を大切に精一杯生きること。
その時、「思い煩い」から守られる。

ご高齢で、お独り身のAさん。経済的にも大変
で、お身体も弱さを持っておられるのに、思い
煩いから、解き放たれて生きておられる。

いつも、明日の事をいっさい心配されない。
今日、すべての必要が与えられている
ことを感謝しておられる。

とにかく今日は飢えていない、今日身体は
守られている、今日仕事があって、働くこと
ができる。こんな感謝は無いと。
明日をいっさい思い煩われない。

しかし、人生とは「今日」の連続だ。
明日は誰にもわからない。明日を思い煩って
今日をダメにしてしまうか、
明日を主の御手に委ねて、今日を精一杯
感謝して喜んで生きるかだ。

天と地ほど違うような気がする。

「あすのための心配は無用です。
あすのことはあすが心配します」

「あなたがたのうちだれが、心配したからと
いって、自分のいのちを少しでも延ばすこと
ができますか」マタイ6:27