2004年08月01日(日) 「私を変えて下さい」
Aさんは、ホームにお住まい。 様々な人々との共同生活だ。生活様式も、好みも、 趣味も、性格も、体質も何もかもが違う。 冷暖房一つにしても、暑い、寒い、皆が適温が異 なる。話し好き、寡黙、独りでいるのが好き、様 々だ。 人々のぶつかり合いや、いさかいも起こる。派閥 もあって、グループに分かれる。対人関係もなか なか難しい。 そんな中で、「いつも神様に祈って、祈って生活 しています」「心に喜びがあって、毎日が平安で 楽しいです。幸せです」と言われる。 聖書を読んだり、信仰書を読んだりして過ごして おられる。 何があっても祈られる。老人が転ぶと、動けなく なり、人に迷惑をかけるからと、歩く、一足一足 を祈ると言われる。 「わからない事があると、神様、わかりません。 教えて下さいと、必死で祈るんです」と。 いつも必ず教えて下さいますと。 「変わらしてもらいました」といつも言われる。 そして、「私を変えて下さい」と祈るんですと。 嫌な事を言われると、ムッとしたり、腹が立つ。 傷つくと、苦い気持ちが起こる。難しい人と一緒 にやって行く時、「自分を変えて下さい」と祈ると。 すると、祈りが答えられて、本当に自分の側が 変えられるんですと。相手をどうのこうのと思 わなくなる。悪く思う心が取り去られる。心が 平安になり、気持ちよく過ごせる。 人を憎んだり、腹を立てたり、悪く思うと、一番 苦しいのが自分自身で、四六時中、心が支配され ていて、辛く重苦しい。楽しいことが何もない。 「それが、私を変えて下さいの祈りで、変わら してもらっています」と。 どんな境遇の中にいても、平安と喜びの秘訣が、 「私を変えて下さい」だ。そうするなら、状況 も問題ではない。 どんな環境でも、幸福感に包まれて生活できる。 Aさんを見ていると、神様がまさに実証して下さ っているようだ。 心に平安が無い時、ざわつく時、重苦しい時、イ エス様のお心と一つでない証拠。イエス様のお心 を求めて、そのお心と一つになれるように、その ように私を変えて下さいの祈りがみこころにかなっ た祈りと教えられる。 by 多恵子