2006年07月09日(日)
  「空の鳥」

ご高齢のAさんが「もういつも祈って、神様に拠り頼
んでいます。
独り住まいで、団地の上の階に住んでいます。ストーブ
と餅つき器を捨てたくて、身体に力無く、重い物も持
てず、どうしたら良いものか困っていたんです。

一つ一つの事を祈っていると、突然、友人のBさんが
時間が出来たからと、お弁当を二つ持って、家に交わ
りに来て下さったんです。

楽しい交わりをしていると、そのBさんが玄関に置いて
あったそれらをどうするのか?と聞いたんです。
捨てると答えると、何と、Bさんが、明日丁度うちの
絨毯を捨てに、山の上にある無料の廃棄所に行くから、
一緒に持って行ってあげると。車で持って行ってくれ
ました。
下まで運ぶのも重いのに、Bさんの親切が有難いでした。

まあ、神様だ!!と思いました。些細な事まで配慮して
下さって、しっかり共にいるよとの、神様のご愛と守り
を感じました。」

「身体も弱いのですべてお委ねしています。不思議なん
ですよ、身体の具合の悪い時は仕事が来なくて、それが、
元気になると仕事が来るんですよ!
全部が支配の中なんですねえ。弱っている時は寝ていな
さい、休みなさいという事なんだと、安心して休ませて
貰ってるんですよ。」

前にも、年金が減り、生活が大変で、でも献金を減らし
たくないので、新聞を止めたと言われた。
ただ、生活用品はバーゲンを利用して少しでも安く買い
たいので、広告が無いのが不便だなと思った。

すると、不思議な事が起きて、近くの独り暮らしのご
老人が早起きで、朝早くに新聞を読んでしまうと、もう
要らないからと、ポストに入れて下さるのだと。
そんなわけに行かないと、恐縮し遠慮していると、しごく
あっさりとほんとに、要らないものだからと。
それで、感謝して、頂いてるんです。まあ、感謝です、と。


“空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、
倉に納めることもしません。けれども、あなたがたの
天の父がこれを養っていてくださるのです”マタイ6:26

いつ聞いても、空の鳥を養っていて下さる、天の御父を
絵に描いたようだ。

ただ幼子のように頼れば、ただ信頼すれば、すべての必要
を満たして下さる。

by多恵子